料理研究家リュウジの「ジェネリック一蘭」が海外在住者の間で大バズりした理由って

 料理研究家でYouTuberのリュウジが考案した、人気ラーメンチェーン「一蘭」の味を再現したという、その名も「ジェネリック一蘭」のレシピが大バズりしている。

 同レシピは、2024年12月9日にリュウジが自身のYouTubeチャンネルで発表した。タイトルには「これガチでお店に怒られるから止めろ。と言われるほど旨い、10分で作れる」と謳われているだけあって、実際に作ってみたという視聴者は、《すごいー!これを無料で公開してくれるなんて!ありがたすぎる!》《下手なラーメン屋のスープより美味い!》と大絶賛。動画はこれまでに200万回以上の再生回数を記録している。

 称賛の声は海外にまで広がった。一蘭は海外でも展開されているが、米ニューヨークにあるタイムズスクエア店の場合、替え玉をプラスすると日本円で1杯約4400円。ところが、リュウジのレシピを自宅で再現すれば、わずか百数十円で作ることができるのだ。そのため、海外在住者の中には、年末年始の帰国時に材料をまとめ買いする人が続出したのだとか。フードライターが語る。

「ジェネリック一蘭に使用するのは、マルタイラーメンと豚バラ、ラード、ハイミーなどの調味料だけ。マルタイラーメンは2食入りパックが200円ほどで販売されているので、各種材料さえ揃えれば、一蘭同様のラーメンがわずか百数十円で再現できるというわけです。海外在住の日本人にとってはまさに福音でしょうね」

 豚骨ラーメンが食べたくなっても海外ではなかなか店がなく、あったとしても1杯4000円となればなかなか手が出ない。さすがに日本ではそこまで高くはないが、それでも、各種トッピングの追加や替え玉をプラスすれば軽く1000円は超えしてしまう。

 材料費からしても、そして味の面でも高評価のレシピなのだ。さらに、リュウジは1月4日のXで「後日談」をこう明かしている。

「おれが一蘭のニセモレシピを公開したらいつのまにか本家から『お礼』が届いた」

 礼状には、「弊社のラーメンを研究して再現していただけましたこと、重ねて御礼申し上げます」とあったという。本家も認めた神レシピ。大バズりするのも当然かもしれない。

(ケン高田)

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