マクドナルドとエヴァンゲリオンの「初コラボ限定商品」が「転売ヤー爆死」になるワケ

 日本マクドナルドが人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」との初コラボ企画を発表した。2025年1月20日からの限定商品となるが、この「コラボレーションの妙」に注目が集まっている。

 販売されるのは「マクドナルド×エヴァンゲリオン バリューセットフィギュア」で、「ビッグマック」「マックフライポテト」「マックシェイク」が、エヴァンゲリオンのフィギュア3体にそれぞれ変身する1セット3900円(税込み)だ。12月19日から25年1月10日の期間にマクドナルド公式アプリより応募し、当選者は来年1月20日以降、指定した店舗で購入できる。

 希少な限定商品のため、今から転売が予想されているが、消費者は意外に冷静なのだとか。どうやらエヴァンゲリオンというキャラクターが絶妙なポジションにあるようだ。

 SNS上では《転売ヤー爆死だろうな。エヴァを欲しがるのは50代以上》《正直、エヴァっぽくもないし、本当に欲しがるのはエヴァとマックを愛する人だけでしょうね》《抽選販売にしたのは正解。マクドナルドわかってきたな》などといった声が寄せられている。エンタメ誌記者が語る。

「マクドナルドは24年3月にハッピーセット『星のカービィ』を発売しましたが、第1弾はわずか2日で完売。第2弾も店舗によっては1日で売り切れてしまい、購入できなかった人から苦情が殺到しました。いずれも転売ヤーの買い占めが原因です。今回はその教訓を活かして抽選販売にしたようですが、エヴァンゲリオンに興味を示すのは中高年世代ということもあり、購入者は限られそうです」

 3900円という価格設定もあって、今回は「大きいお友達向け」ともなった同商品。果たして転売ヤーたちはどんな思いでこのコラボセットを見つめているのか。

(ケン高田)

ライフ