すかいらーくホールディングスは12月18日、9日から公式アプリで実施している「年末大感謝セール 半額クーポン祭り」を「ガスト」のみ12月22日に前倒しで早期終了することを発表した。準備していた商品数量を大きく上回る注文を受け、継続して商品を提供することが難しくなったというのが理由だという。「バーミヤン」「ジョナサン」「夢庵」は予定通り、12月29日までの実施を予定している。
ガストの半額クーポン対象メニューは「チーズINハンバーグ」「マルゲリータピザ」「キッズミニチーズINハンバーグプレート」「キッズうどんプレート」「スーパードライ(ジョッキ)」の5商品。12月19日からは「チキテキスパイス焼き」「ねぎとろ丼(味噌汁・漬物付き)」「ガストブラックカレー」が追加される。
新たに半額メニューが追加されるのはありがたいが、予定より1週間も早い終了にネット上では《今度の土日は絶対混むから行くなら今日か明日しかない》《再突撃しないと》《駆け込み需要で今日は朝から客が多い》といった焦りの声のほか、すでに客が殺到しているとの報告もあった。
ガストだけ早期終了する原因はどこにあったのか。
「子ども向けの半額メニューは、展開する他の店のどこも充実しています。大人向けの半額メニューに限って見れば、ガストはハンバーグとピザ、メインとなる商品が2つありました。それも税込で350~420円とかなり割安感があります。一方、バーミヤンは油淋鶏、焼餃子とおつまみメニューで、メインとなる商品がない。ジョナサンのステーキハンバーグは魅力的ですが、半額になっても税込み700円以上とやや高め。夢庵は上海老天ぷら盛り合わせととろたくユッケ風と、バーミヤン同様、酒のつまみです。つまり大人がガッツリ食事をしたいというニーズを満たすのはガストが一番でしょう。そのため、ファミリーが殺到したことにより商品の準備が間に合わなくなったのではないでしょうか」(フードライター)
12月22日までガストへの来店ラッシュが続きそうだ。
(石田英明)