ラーメンのニンニク大量トッピング問題が、波紋を広げている。
事の発端は人気ゲーム「ウマ娘プリティーダービー」にて、6月26日に実装された新育成シナリオ「収穫ッ!満腹ッ!大豊食祭」に登場した「ニンニクラーメン」だった。大豊食祭ではラーメンの上にまるでタワーのようにニンニクが盛られており、そのド迫力の描写に注目が集まった。ところが生のニンニクの過剰摂取は健康を害する危険性があることから、「マネをする人が出たらと思うとゾッとする」などといった声が相次いだ。
また、奇しくも前日の25日に、中京テレビの人気グルメ番組「ヒューマングルメンタリーオモウマイ店」で、おろしニンニクと大粒ニンニク50個が入ったラーメンを提供する店を紹介。店主は「5万人位食べたけど残したのは2人だけ」などとコメントしていたことから、不安の声が一気に広がっている。
「生のニンニクを大量に摂取すると、アリシンという成分が腸内細菌までも死滅させてしまい、腹痛を起こすことがあります。実際、夜中に耐えきれないほどの腹痛で飛び起き、救急車で緊急搬送されたケースも少なくありません。テレビ番組で紹介されたニンニクラーメンはニンニクを加熱しているため、こうした反応は起きにくいとはいえ、いずれにせよ過剰摂取は健康によくない。『ウマ娘』を見て自分も生ニンニクを大量マシマシしてみようという人が出てこないとも限らず、注意が必要です」(食品ライター)
「ウマ娘」は大人気のコンテンツだけに、マネをする人が現れる可能性は否定できないが、食べられるのはあくまでも「ウマ娘」だからであって、くれぐれも「人間」ではないことを肝に銘じておきたい。
(ケン高田)