「ドリンクでステージ4癌細胞が抹消」ギャルモデルの「奇跡すぎる投稿」が物議

 ギャルダンサー集団「CYBERJAPAN DANCERS」のメンバーでモデルのHARACHAN(原ちゃん)が、自身のSNSで「奇跡の話」を披露し、ファンをザワつかせている。

 原ちゃんは4月15日、自身のXを更新。「奇跡の出来事」と切り出すと、「今年入って父にステージ4の癌が発覚して、転移もしている状態、余命も短かった。手術前にDNAが修復されると聞いたドリンクを毎日飲むように渡したら、不思議な事に癌細胞が抹消されていた!!️病院の先生達もびっくり。奇跡すぎる話」とツイート。フォロワーからは「そのドリンクめちゃ知りたい」などといったリプが寄せられている。

 またインスタグラムのストーリーズでは、「自己免疫もあると思うし、合う合わないもきっとあるけど」と前置きしつつ「病院の先生もふしぎなくらい癌細胞がきえていたらしい 癌に勝った おめでとう」などとつづり、“あるドリンク”を紹介。投稿には一応「※PRではありません」と記載されているのだが…。

 医療ジャーナリストが語る。

「薬機法には《何人も、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器又は再生医療等製品の名称、製造方法、効能、効果又は性能に関して、明示的であると暗示的であるとを問わず、虚偽又は誇大な記事を広告し、記述し、又は流布してはならない》とあります。『がんに効く』と効能をうたうのはこれに抵触します。2017年には『がんが治った』などとウソの効能をうたい健康食品を販売したとして、健康食品販売業の社長が逮捕されています。商品広告ではなく個人の書き込みとはいえ、『癌細胞が抹消されていた』などと表現されていますから、問題視される可能性は高いでしょうね」

 フォロワーの中には、身内にステージ4のがん患者がいて「買いそうになった」という声も上がっている。一部ファンが「これPRじゃないは無理がある」とDMしたようだが、原ちゃんは「家族を使ってまでPRなんてしないです 心が汚いですね さようなら」と返信し、秒でブロックしたとか。

 ドリンクの公式ページには「病気の治療や症状を改善するための薬ではありません。栄養補給、健康維持のためにお召しあがりください。健康には食生活のバランスが大切です」と注意書きがあることから、原ちゃんが先走って拡散しているようにも見えるが…。

 いずれにしても「がん細胞が消えた」といった記述は早めに取り下げた方がいいだろう。

(ケン高田)

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