2月14日のバレンタインデーに向けて全国各地のデパートでは特設コーナーが設けられるなど、チョコレート商戦が盛り上がりを見せている。この時期、国際的なチョコレートメーカー「ゴディバ」の商品を目にする機会も増えるかもしれない。その特徴的なロゴは、髪の長い女性が馬に乗っているように見えるが、真相は…。2月6日放送の「バラいろダンディ」(TOKYO MX)で、「完売画家」として知られる画家の中島健太氏が、ロゴのモデルとなった“ゴダイヴァ夫人”について解説すると、マンスリーアシスタントの山田邦子が驚きのリアクションを見せた。
「チョコのあのロゴに隠されたストーリー」と題して、中島氏が示したのは1枚の絵。19世紀から活躍したイギリス人画家、ジョン・コリア作の「ゴダイヴァ夫人」には一糸まとわぬ格好で馬に乗る女性が描かれていた。
中島氏によれば11世紀のイングランドの伝説を描いたもので、ゴダイヴァはレオフリック伯爵の妻。このレオフリックが「重税」を課していたのだが、ゴダイヴァ夫人が「減税」を懇願。そこで伯爵は「お前、ハダカで町一周してみろ」「そんなことができるんだったら税下げてやるよ」と提案し、これを受けたゴダイヴァ夫人は馬にまたがって、町を一周。庶民思いの夫人の“マッパ伝説”をモチーフに絵が描かれ、ゴディバのロゴにもなったのだという。
スタジオにゴディバの商品が掲示されると、山田邦子は「よく見たら馬に乗ってるじゃない。そこまで見てなかった」と感心した様子。中島氏は「意外とみなさん、『GODIVA』の字は知ってるんですけど、マークが何なのかって見てない」と指摘し、ゴディバの創業者が、ゴダイヴァ夫人のストーリーに感銘を受けて現在の社名になったと解説した。
「中島氏の解説に、山田邦子さんは驚いた表情を浮かべて、『素晴らしいコーナーだね!』と称賛。『バラいろダンディ』といえば、下品なシモのニュースを取り上げることもあり、邦子さんもそのあたりの番組構成は覚悟してマンスリーアシスタントを引き受けたはず。それが、高級チョコに関する感動の伝説を知ることとなり、一気にテンションが上がったのでは…。この日、松本人志の性加害疑惑や増税問題など、暗めの話題を扱っていたことで、より“ゴディバ伝説”が引き立ったように感じました」(メディア誌ライター)
ゴディバのチョコレートを食べながら、11世紀の伝説に思いを馳せてはいかがだろうか。