四十路を前に大きな転換期を迎えつつあるようだ。これまでヒット作を連発した綾瀬はるかだが、出演映画が相次いで大コケ。そんな悪い流れを止めるためか、年初から大胆グラビアを解禁。令和6年、本気になった国民的女優の艶めかい新展開を核心証言で追う。
ハワイの岩山を背景に腰を下ろし、夕暮れの日差しを浴びながら、力強いまなざしで真正面を見つめている。全身赤のワンピースの胸元はだらしなくはだけ、谷間の深い影と柔らかな稜線を描いたバストの膨らみをのぞかせている。
これは、「週刊文春」(1月4・11日号)に掲載された、女優の綾瀬はるか(38)の巻頭グラビアだ。
のっけからフェロモン全開モードの綾瀬は、年末年始も引く手あまたで1月2日に放送されたSPドラマ「義母と娘のブルースFINAL 2024年謹賀新年スペシャル」(TBS系)は、世帯視聴率10.9%を記録。
昨年12月に開かれた「第48回報知映画賞」でも、織田信長の正室・濃姫を演じた「レジェンド&バタフライ」と、大正末期を舞台にしたアクションサスペンス「リボルバー・リリー」(いずれも東映)の演技が評価され、主演女優賞を受賞している。
目下、仕事は順風満帆のように思われたが、あまり手放しで喜べる状況ではないという。というのも、スポーツ紙芸能担当記者がこう明かす。
「『レジェンド─』と『リボルバー・リリー』はともにビッグプロジェクトで、多額の製作費が投入されましたが、興行収入は伸び悩み、大コケしたと言われています。その前に出演した『はい、泳げません』(22年、東京テアトル/リトルモア)もわずか数週間で打ち切られ、絶不調なんです」
まさかの映画3作連続不発をどう捉えるべきか。映画評論家の秋本鉄次氏の分析によれば、
「『レジェンド─』はタイトルが横文字で、時代劇ファンの年配の人にうまく伝わらなかった部分が大きい。『リボルバー・リリー』はハードアクションが見どころなのに、快感度はイマイチ。行定勲監督はほとんどアクションを撮ったことがないせいか、疾走感に乏しい。カメラはよりマニアックに、綾瀬の肉体にすり寄るように撮ってほしかったですね」
3作品は性的魅力でも観客を呼べるものがなかったと、秋本氏が続ける。
「体裁だけのラブシーンや、スカートをまくって脚線美を見せつけたくらい。『はい、泳げません』は競泳水着に挑戦しましたが、おしりのカットが多かった。一方で、21年放送のドラマ『天国と地獄~サイコな2人~』(TBS系)は、内容もさることながら、たびたび豊満なバストをアピールして話題性もあり、高視聴率を記録。映画では抜群のボディを生かせず、宝の持ち腐れで終わっています」
綾瀬も大コケと言われるのは、納得がいかないところだろう。そんな外野の声を吹き飛ばし、「今年こそ脱ぐ!」とばかりに攻勢を仕掛けていく決意のようだ。
(つづく)