口調はまるで芸能人のイニシャルトーク!?
元衆議院議員の金子恵美氏（45）が、12月26日放送の情報番組「ゴゴスマ～GOGO！Smile！～」（TBS系）に出演し、自民党の派閥問題に関して驚きのコメントを発した。
番組では、自見英子・地方創生担当相が所属する二階派に退会届を提出したことで、派閥幹部から批判されていることを取り上げた。議員時代に二階派に所属していた金子氏は見解を聞かれ、「体育会系な集団」という説明のあとに、2012年に初当選した時に「二階派じゃない派閥からお金を提示されて『来てくれ』と言われました」と話が飛んだ。
これにはMCの石井亮次アナも「ちょっ、ちょっ、今ややこしい話してますよ」と割って入り、「二階派にいらっしゃったわけでしょ？金子さんは」と詳しい説明を求めた。すると金子氏は、待ってましたとばかり「二階派に入るかどうかの段階のところで当選したらどこ（派閥）に入るかと言われるわけですね。他の派閥から1人でも増やしたいからって300万円出されました」と具体的な金額を出して暴露したのだ。
「これには出演していたタレントの鈴木紗理奈も『まるで任侠映画』とのけ反っていましたが、肩透かしだったのはそのオチ。石井アナから『目の前にドンと300万円置かれた、その派閥の名前は？』と追及されると、金子氏は『う～、それは言えない』と叫んで終わり。あわてて『私は（お金を）返しました。（それまで）地方議員（新潟県議）だったから、こんなことをやってるんだー、今の時代におかしい』と、まるで傍観者のように話していましたが、多くの視聴者は《結局は何が言いたかったのか》《どこの派閥かを言わない時点で同じ穴の狢》と欲求不満だったに違いありません。まるで芸能界のイニシャルトークのようなやり取りにも事の重大性と落差があり違和感がありました」（テレビ誌ライター）
元衆院議員といえば、杉村太蔵氏も23日放送の「今田耕司のネタバレMTG」（読売テレビ）で、当時は派閥に入っていなかったが「申し訳ないことに、もし入ってたら信じられないぐらいパー券売ってたんじゃないかと」「なんならノルマ以上に売って、キックバックもちょっと多めにもらった」と発言して笑いを誘っていた。
軽口もいいが、元国会議員のタレントには自らの貴重な経験を明かしてもらい、国民の知る権利に寄与してほしいところだ。
（飯野さつき）
