日本テレビで最もホットな同期ライバルが、市來玲奈アナ(27)と岩田絵里奈アナ(28)であろう。共に18年入社だが、新人時代の注目度は、圧倒的に市來アナが上だった。女子アナ評論家の丸山大次郎氏が当時を振り返る。
「入社前後は『元乃木坂46』という華々しい肩書で、市來アナが脚光を浴びていた。実際、岩田アナ自身が1年目に『市來じゃない方のアナウンサーってイジられます』と取材で語っていました。こうした“注目度格差”は『気にしていない』と言っても、さすがに意識せずにはいられなかったはずです」
当初は「じゃない方」だった岩田アナだが、彼女にも中学時代からタレント活動をしていた意地があったはずだ。そこから目覚ましい活躍が始まっていく。
「1年目の秋に『世界まる見え!テレビ特捜部』の進行役に起用されたことで、一気に才能が開花した感がある。共演するビートたけしから『話の入り方が先天的にうまい』と絶賛され、本人も自信がついたのでしょう。21年から水卜麻美アナの後任としてサブ司会を担当した『スッキリ』でも、前任者と遜色ない見事な働き。以来、次期エースとして最有力に浮上してきました」(日テレ関係者)
かたや市來アナは伸び悩んでいるようだ。チャンスをものにできなかったのだ。
「1年目で『行列のできる法律相談所』という大きな番組に抜擢されましたが、そこで存在感を示せずに、失速していった印象です」(丸山氏)
こうした中で、市來アナのフリー転身説が噂になっているという。前出・日テレ関係者が明かす。
「編成で仕事内容がガラリと変わる局アナという場に息苦しさを感じているようです。彼女は小学生時代から競技ダンスに励み、日本代表にも選出されたほどのスポーツウーマン。入社試験でも『スポーツ番組を担当したい』と語っていました。願い通りに『Going!Sports&News』の土曜アシスタントを任されることになったのですが、今年9月末で卒業させられてしまった。これが退社の引き金になるのでは、と局内でもちきりなんです」
「岩田じゃない方」の市來アナの巻き返しを待ちつつも、元タレント決戦は岩田アナが凱歌をあげた。