今シーズン、19試合に登板して10勝4敗、防御率2.76と、サイヤング賞投手の名に恥じない活躍でDeNAのクライマックスシリーズ進出に貢献したトレバー・バウアー。10月には性的暴行の被害者とされていた女性が和解金なしで訴えを取り下げ、晴れて身の潔白が証明された。
これによりMLB復帰の可能性が出てきたが、その一方でチーム残留や日本国内の他球団への移籍報道もあり、去就が注目されている。
しかし、肝心の本人は先月29日、今月4日と自身のユーチューブチャンネルにオーストラリア旅行の様子を投稿。空港ラウンジや搭乗機のビジネスクラスの設備、現地ではSLに乗車した様子などをレポート。ネット上ではそのクオリティの高さに《旅行系ユーチューバーとして十分やっていける》《旅動画として普通に面白かった》など称賛のコメントが相次いでいる。
「これまで投稿された動画からも分かりますが、彼は言語化のスキルにすごく長けている。単なる感想にとどまらず見ている人にとって有用な情報量が多いですし、人気旅行系ユーチューバーにもレポート力では負けていません」(旅行誌編集者)
バウアーといえば、米国でも屈指の名門・カルフォルニア大学ロサンゼルス校で機械工学を専攻していた超インテリ。同校はイギリスの高等教育専門誌「Times Higher Education(THE)」が発表した世界大学ランキング2024では、東京大学(29位)や京都大学(55位)より上位の18位にランクインしている。
「ここ1~2年、ユーチューバーの収益激減が話題になっていますが、そこまで落ち込んでいないと言われるのが旅行系動画の配信者。彼らは企業案件も入りやすく、チャンネル登録者数がそれほど多くなくても視聴回数が多い傾向にあります。バウアー投手の場合、英語版・日本語版を合わせて登録者数は約108万人(※11月8日現在)。野球選手としての収入には及ばなくても旅行系に特化すれば1億円以上の収入は得られるでしょうね」(同)
当分は野球選手として活躍できるはずだが、引退しても収入に困ることはなさそうだ。