10月26日、NTTドコモは「ドコモ インフォメーションセンター」などのコールセンターでの手続きの事務手数料を12月1日から一律3850円に値上げすると発表した。店頭での事務手数料を7月に値上げしたばかりだったこともあり、利用者から批判の声も上がっている。
「これまでコールセンターでの事務手数料は、新規契約や機種変更が0円、契約変更が3300円、SIM再発行が2200円などとなっていました、しかし、12月からはこれらの手数料が全て店頭での事務手数料と同じ3850円に統一されることとなりました。値上げの理由は、物価高や電気料金の高騰、説明事項の増加など店頭の事務手数料を値上げした時と同じですね」(社会部記者)
今年に入ってからドコモでは「繋がりにくい問題」が発生していることもあって、このタイミングでの値上げ発表には批判の声も少なくない。ただ、今後もオンラインでの手続きは無料を継続することから、そちらに利用者を誘導したい狙いもあるとみられている。だが、やがてはオンライン手続きも有料化されるのではないかと懸念する声もあるのだ。
「確かにオンラインでの手続きもずっと無料のままとも言えないでしょう。昨年から続く原材料費やエネルギーコスト、人件費の上昇により物価高が続いていますが、携帯電話事業者は政府主導で携帯料金の値下げを実施したため、値上げをしたくても出来ないという事情があります。そのため、店頭事務手数料やコールセンター事務手数料が値上げされているのですが、それでも不十分な場合はオンラインの事務手数料も値上げされる可能性は高いと考えられます」(フリージャーナリスト)
利用者にとってはなんとも頭の痛い話なのである。