株式会社NTTドコモは、新たなラインナップ「dカードPLATINUM」の申し込みを11月25日から受け付け開始すると発表した。
「dカードPLATINUM」は、年会費2万9700円(税込)で、ドコモ利用料金の最大20%ポイント進呈など、「dカードGOLD」よりもさらにポイント還元を強化している。
中でも注目は「プライオリティ・パス」だ。ドコモは「日常を彩るプレミアムな体験」ができるとして 、全世界148の国や地域、600を超える都市にある約1600カ所の空港ラウンジを「無料」で利用できるとしている。
プライオリティ・パスを巡っては、「楽天プレミアムカード」が、2025年1月より無料で利用できる回数を年間5回までに変更し、6回目以降の利用1回あたりUS35ドルかかるようになる。年会費は1万1000円と「dカードPLATINUM」よりも安価だが、プライオリティ・パス重視の人は、dカードに目移りするのではないか。
「近年はプライオリティ・パス目当てにカードを選ぶ人が増えていますから、楽天の“改悪”には不満の声が多数上がりました。『楽天ブラック』であれば利用回数の制限はなくなりますが、入会には《楽天プレミアムカードを12カ月以上保持》《過去12カ月間の請求額が500万円以上》という2つの条件を満たす必要があります。年500万円は富裕層じゃないとなかなかクリアできませんからね。これを機に『dカードPLATINUM』を検討する人も増えそうです」(マネー誌ライター)
NTTドコモは10月にahamoのデータ容量を20GBから30GBに増量し、キャリア拡大にも力を入れている。基地局の多いドコモにキャリアごと乗り換え…という人も出てくるかもしれない。
(ケン高田)