9月13日、アップルは最新スマートフォン「iPhone15」シリーズを発表。すでにアップル公式サイトには専用ページが設けられているのだが、最新機種の目玉ともいえるUSB-C対応について「みんなうれしいUSB-C」と紹介していることに、ツッコミの嵐が巻き起こっている。
「専用ページでは、15シリーズにUSB-Cが搭載されたことで、MacやiPadと同じケーブルで充電でき、Apple WatchやAirPodsは15シリーズから充電することもできると紹介し、『これで、ケーブルだらけの毎日とはお別れ』とドヤ顔でアピールしているのですが、今までケーブルだらけにしていたのはアップルですからね。他社はとうの昔にUSB-Cを搭載していましたが、iPhoneだけは2012年から採用した独自規格Lightning端子を頑なに使い続けてきた。というのも、Lightning端子を使用することで周辺機器メーカーから多額のライセンス料を得ていたとされおり、今回USB-Cを採用したのもEU（欧州連合）でスマホなどの機器にはUSB-Cの搭載を義務付ける法案が可決したからで、何を今さら“みんなうれしいUSB-C”だと、『誰のせいで』『お前が言うか』などのツッコミがあふれています」（ITジャーナリスト）
さらに、15シリーズが発表されたことでこれまでのLightning端子対応モデルでもUSB-Cが使えるようにと、アップルのオンラインストアでは「USB-C – Lightningアダプタ」という変換アダプタが販売されているのだが、その価格がなんと4780円であることにもツッコミが殺到している。
「15シリーズからはLightning端子のライセンス料が入らなくなりますから、少しでも稼ぎたいということなのでしょうか。ただ、Amazonでは片側がLightning端子で片側がUSB-Cになっているケーブルが1000円以下で売っているので、こんな高額な変換アダプタを誰が買うんだと言いたくなりますよね。でも、昨年アップルが『ポリッシングクロス』、要するにディスプレイを拭くための布を1980円で発売した時にもツッコミが殺到しましたが、結局は発売後即完売し、しばらく売り切れ状態になっていました。いわゆる、アップル信者と言われる人たちはアップルの製品に絶大な信頼を置いていますからね」（同）
このアダプタも売り切れ必至!?
（小林洋三）
