回転ずしチェーン大手「はま寿司」で、注文したみそ汁の上蓋の内側に使用済みとみられるワサビが付いていたとの報告がX（旧Twitter）に寄せられ、物議を醸している。
同チェーンでは今年1月に他人が注文した寿司にわさびを乗せる客の迷惑行為が問題となったが、今回の件は“それと変わらないではないか”と厳しく指摘する声もある。
「今月1日、とあるユーザーがXに『はま寿司であおさ頼んだら、1番上の蓋に使用済みのワサビが付いてるんやけど、これ洗ってないやろ』と画像付きで投稿。さらに、ワサビが付いた上蓋には上蓋同士を重ねた跡があるとも指摘。さすがに交換してもらったというが、洗ってないことを確認もせずに提供していることに『気持ち悪すぎる』と嫌悪感をあらわにしているのです」（ネットライター）
この投稿は瞬く間に拡散しネット上で大きな話題となり、3日にはJ-CASTニュースがはま寿司へ取材をして報じている。それによると、みそ汁の上蓋にワサビが付いていたのは事実だといい、当該店舗を確認したところ、問題が発生した日時において一部で食器洗浄の予洗いが徹底できていなかったことを確認したと説明。担当者は「お客様へは、引き続き真摯に対応させていただきます」としている。
「意図的ではなかったとしても、蓋の内側にワサビが付いていたわけですから、他人の寿司にワサビを付けた少年とやっていることは変わらないとの指摘もありました。迷惑行為を行った少年は被害届により、6月27日に威力業務妨害の非行事実で山口家裁に送致されています。一方で、はま寿司は今回の件で真摯に対応すると言うものの、公式サイトに謝罪や説明がありません。問題が発生した日時で予洗いが徹底できていなかったということは、Xに投稿したユーザー以外にも洗浄不十分な食器を使用してしまった客は間違いなくいると思われますが…」（フリージャーナリスト）
これでは、他人に厳しく身内には甘いと言われても仕方ないかもしれない。コスパのいい100円寿司が人気なだけにじつに残念だ。
（小林洋三）
