元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂が4月14日、金曜コメンテーターを務める情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)に出演。キャスターのフリーアナウンサー・羽鳥慎一に注意され、レギュラーコメンテーターの同局・玉川徹氏にスルーされる憂き目にあった。
番組では、全国各地で飛来が確認された黄砂の健康への影響を特集。黄砂には汚染物質が付着し、アレルギー症状などを悪化させるおそれがある。のどに違和感が出るという話から、一茂は唐突に「コンタクトを入れている方も大変なんでしょ。僕は入れてないんだけど、昨日、コンタクトを入れている女性と2人でお茶したんですけど」と切り出す。
すかさず羽鳥アナが「その『2人でお茶』は言わなくてもいい」と注意。気にせず一茂は「俺のこと、『見えない』って言うんだよね」と話を続ける。羽鳥アナが「それは黄砂のせいではないのでは?」と呆れると、一茂は「いや、(黄砂で目が)ジャリジャリしていて。あんまり、会った意味がなかったかな。残念なんですけどね」と話を脱線させた。羽鳥アナは「半分、いい情報ですけど、半分はどうなのかなと」と半分ダメ出しした。
続けて玉川氏が、黄砂が飛来すると大気汚染物質を含んだPM2.5の濃度が上昇、そのPM2.5が肺がんの原因になることを説明した。一茂は「黄砂がくると救急車の出動がすごく相関関係的に増えるらしい」と話を変え、「黄砂は循環器系のトラブルもあるのではないかといわれていて、やっぱり、梗塞系ですよね。脳梗塞だったり心筋梗塞だったりが増えるというのも聞いたことがある。玉川さん、それもあり得ますよね」と返したが、玉川氏は「がんに関しては……」と一茂の質問をスルーし、がんの話を続けた。
「一茂の『2人でお茶した』のくだりは、深刻な黄砂被害を説明する流れには確かにそぐいませんでしたね。しかも、自分のことが見えなくて『会った意味がなかった』とはどういう意味でしょうか。自分を見てもらって、なにか期待することがあったのでしょうか。一茂にはかねて『話が長い』『脱線する』『人の話に割り込む』『専門家気取り』などの指摘がありましたが、今回の玉川氏の態度はそれを象徴していました。一茂の質問を一切無視して自分の話につなげていましたからね。不確かな議論に巻き込まれるのを避けたのでしょう」(芸能記者)
それでも大目に見られるのが一茂の強みだ。
(石田英明)