TOKIOの「私の席」には未練なし!? 山口達也が会社設立で「講演活動」を始めたワケ

 アイドルグループ・TOKIOの元メンバーの山口達也が「株式会社山口達也」を設立したことが明らかになった。

 同社HPによると、事業内容は「各種依存症者向け講演活動」「企業向け各種危機管理セミナー」など。具体的な仕事は未知数ながら、山口が失った名声を取り戻すことができるのか、注目が集まっている。

 HPで山口は、自身のアルコール依存症は完治しないと医師に宣告されたこと、「アルコールを一生一口も飲まない」ことが病気克服の唯一の方法であると述べている。その上で、2018年、20年に起こした事件、事故を改めて謝罪した。

 周知のように山口は、18年4月、未成年女性に対する強制わいせつの容疑で警視庁に書類送検された。事件が起きた日の山口は酩酊しており、また、20年9月には酒を飲んでバイクを運転したとして、道交法違反(酒気帯び運転)容疑で現行犯逮捕された。

 酒がらみでトラブルを起こした山口だが、HPによれば、「ASK認定 飲酒運転防止インストラクター資格」「JDAP認定 メンタル心理カウンセラー資格」「ASK認定 依存症予防教育アドバイザー資格」を取得したという。22年11月にはASK主催の「依存症予防教育アドバイザー養成講座」で、アルコールユニット講師として講演した。ちなみにASKとは、アルコールや依存性薬物など、さまざまな依存関連問題の予防に取り組むNPO法人のことだ。俳優の高知東生も、依存症予防教育アドバイザーの資格を取得している。山口は、自らの経験を踏まえた上で、依存症を抱える人たちを救いたいと考えているようだ。

「日本のアルコール依存症の患者数は約100万人ともいわれています。アルコール依存に悩む多くの患者、その家族にとって、山口の経験談、アドバイスは大いに参考になるはず。強制わいせつの疑いで書類送検された時の記者会見では、『私の席がそこにあるのであれば』とTOKIOに未練を感じさせる発言をしましたが、アルコールなど各種依存者の更生を支える仕事こそが、山口の『新しい席』なのかもしれません」(週刊誌記者)

(石田英明)

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