爆益3位はボビー・オロゴン(56)だ。
「6歳から貿易商だった父親に投資理論のスパルタ教育を受けていただけあって、とにかく相場観が鋭い。ボビーが実践しているのは『金の動きを地域別に分ける』という手法。アメリカ、ヨーロッパ、日本、新興国に分類し、金の流れを見極めているんです」(芸能プロ関係者)
そんなボビーの生涯利益は10億円オーバーにもなるというが、
「彼は埼玉に4LLDDKKの超豪邸を購入した他、千葉にも3億円の別荘を購入。18年放送『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)に親子で出演した際は、当時11歳の次女に『株の利益で山まで買っていた』と爆益ぶりをバラされていました」(芸能プロ関係者)
対して、薄口政治評論家の杉村太蔵(43)は、元政治家だけあって「国策」を意識した投資術を持ち味としている。
「アベノミクス相場と東京五輪の開催決定だけで3000万円近く稼いだといいます。井上公造氏のYouTubeにゲスト出演した際には『単一の株で5000万円以上の儲けが出た』とも明かしていた。政界引退直後はデイトレーダーとして食いつないでいたほどでFXも得意です」(芸能記者)
続いて、5位にはキャイ〜ンの天野ひろゆき(52)が入った。
「『お笑い界の投資王』と呼ばれるのが天野です。20代からマンション投資を始め、現在は日本株も購入。消費者目線で熟知している企業の株だけを買うスタイルで、堅実に利益を上げています」(芸能プロ関係者)
ランク外でもボロ儲けの投資有名人はたくさんいる。
「パックンマックンのパトリック・ハーラン(52)は『超保守的』な米国株のインデックス投資で長期保有を実践している。彼は投資歴25年で、総資産は5億以上と言われるのですが、芸能界屈指のドケチぶり。本人いわく『出費が収入を上回ったのはバイクを買った時だけ』だそうで、収入の大半を投資につぎ込んでいます。意外なところでは、市川紗椰(36)も『オタク産業の関連株』をガチホールドで長期で保有している。無類のアニメ好きだけあって、しっかりと上昇銘柄を捉えているようです」(テレビ関係者)
一方、爆益有名人の陰で、巨額の損失を出してしまう爆損有名人も少なくない。ワースト1となってしまったのは元横綱・貴乃花光司(50)だ。スポーツ番組関係者が証言する。
「現役時代から現在に至るまで、株式投資で負け続けているんですよ。本業の相撲では勝負師として知られた貴乃花ですが、その性格が投資だとマイナスの形で出てしまう。我慢強さが災いしているのか、ある程度は儲かるのですが、毎回、売り時を逃して、結果的に大損してしまうんです。2000年代初頭にインターネット関連株で当初こそ数億円の利益が出ていたにもかかわらず、ITバブルの崩壊で10億円以上の大負けとなってしまいました」
投資でケタ違いの大敗を喫したタイミングで迎えたのが、今も伝説として語り継がれる01年の大相撲夏場所だという。
「前日の取組で右膝を負傷し、出場そのものが危ぶまれる状況の中、優勝決定戦で武蔵丸を上手投げで破って見事に優勝。貴乃花が株で大損したことを知っていた一部の関係者の間では『10億円がパーになった直後にこんな力が出るのか』と、鋼のメンタルが話題になりました」(スポーツ番組関係者)
当時の小泉純一郎総理による表彰式での「痛みに耐えてよく頑張った!」との言葉も、なんだか一層味わい深く響く。
*週刊アサヒ芸能3月23日号掲載