キー局の人気アナが続々と退社、フリー女子アナの勢力図が塗り替えられようとしている。そこで本誌はテレビ局やCM業界の声をもとに「リアル年収」をガチ算出。有働由美子と加藤綾子が殿堂入りで抜け、新規参入組がガッポリと高い数値を弾き出したことで、荒稼ぎランキングはまさに下剋上の展開に─。
「今が環境を変える時」
こんなコメントとともに、フジテレビの三田友梨佳アナが3月末の退社を発表すれば、〝西のカトパン〟の異名を持つ朝日放送のエース・ヒロド歩美アナも、
「次のステージを目指す決断をいたしました」
と、フリー転身を表明。さらにテレビ東京の森香澄アナも今春に退社することが判明し、「インフルエンサー」という異例の転身先が報じられている。
こうした独立組の予測値を盛り込んだことで、フリーアナの年収ベスト10は「下剋上」の様相となった。広告代理店関係者が証言する。
「数年前なら間違いなく高島彩(43)や高橋真麻(41)が上位に食い込んでいましたが、今年は惜しくも圏外。いずれも収入に大きな変化はないものの、飛躍が予想される新規参入組に追い抜かれる形となりました」
10位にランクインしたのは、1月からフジテレビ系「ぽかぽか」でMCを務めている神田愛花だ。
「週5の帯を担当することになったのは大きい。以前から、彼女は10万円程度のギャラでも出演してくれる『コスパ最強アナ』として重宝されていたのですが、同番組は『笑っていいとも!』の後番組にあたるフジの看板枠のため、1回あたりのギャラは20万円と倍増。新たなCM出演の予定も入って、収入を伸ばしています」(広告代理店関係者)
鷲見玲奈も新規レギュラーの獲得が9位の好結果につながった。
「昨年4月から日本テレビ系『ズームイン!!サタデー』の総合司会に抜擢されたことで箔が付き、他番組の出演単価も上がりました。今年は女優としてのドラマ出演も増える見込みです」(テレビ関係者)
8位には「ウッチャンの妻」として知られる徳永有美が食い込んだ。
「18年から『報道ステーション』(テレビ朝日系)でMCを務め、現在は金曜しか出演していませんが、それだけでも年間2500万は固い。系列のABEMAでも週2回の生放送に出演しているので、4000万円といったところでしょうか」(テレ朝関係者)
フリーアナ戦線に殴り込みをかける三田アナは7位にランクイン。
「出産と育児を控えているため、しばらく仕事はセーブするにしても、復帰すれば局アナ時代の倍は稼げるはず。所属事務所すら確定していないのに、代理店には企業から『CMに使いたい』という相談が多数寄せられているんです。上品かつ明るいキャラクターはスポンサーウケ抜群ですよ」(広告代理店関係者)
本格稼働の前に、まずは出産という一大イベントを成功させてほしい。
*週刊アサヒ芸能2月23日号掲載