12月22日放送の情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)が、ゼロコロナ政策を大幅に緩和した中国・北京からライブ中継。現地リポーターから衝撃の発言が飛び出し、元衆院議員でタレントの杉村太蔵が思わず吹き出す一幕があった。
中国は12月7日、新型コロナウイルスの感染を徹底的に封じ込めるゼロコロナ政策を大幅に緩和。しかし、約2週間が経過した今、首都・北京をはじめ中国全土で感染が急拡大した。オフィスへの出勤者や繁華街の人出は激減。感染していない市民は外出を控えている状態だ。
番組では、北京在住のリポーターが現地から生報告。リポーターは「人の流れは少しずつですが、戻ってきた印象です。じわりじわりという感覚です。10日ほど前はガラリとしていました」と状況を説明。感染者の増加については「規制を緩めて2〜3日後に感染が爆発し始めた」と伝えた。
司会を務めるフリーアナウンサーの宮根誠司は「まわりで感染者がたくさん出ているという実感はあるんですか?」と聞くと、リポーターは「私の肌感覚としましても、まわりは8割、もしくは8割以上が感染しているな、という印象があります」と答えた。
〝8割以上〟というリポーターの衝撃の言葉を聞いて、ワイプで抜かれた杉村は「え~っ」と驚きを隠せず、その後、画面には映らなかったものの、「8割以上~っ?」と大きな声を上げていた。
まわりの感染者が8割以上という理由については、リポーターは自身が知人と交わすメッセージを例にあげ、「これまでですと、〝週末空いている?〟〝今日夜、ごはん行ける?〟みたいなメッセージのやり取りがありました。それが完全に〝ねえ、あなた陰性になった?〟という問われ方をされるようになりました」と答えた。
「〝陽性〟を前提としてメッセージのやり取りが行われるようになったことから、まわりでは〝8割以上〟感染したと感じたのだと思います。中国で感染が急拡大していますが、さすがに8割以上はオーバーだったかもしれません。杉村が思わず声をあげたのも理解できます。規制緩和後2〜3日で感染が爆発し始めたとレポートしていますが、オミクロン株の潜伏期間は平均で2.9日とされています。規制緩和後、感染が爆発するのは少し早すぎると感じました」(週刊誌記者)
とりあえず、北京ではコロナに要注意だ。
(石田英明)