8月27日夕にスタートし28日に終了した、日本テレビ毎年恒例の「24時間テレビ 愛は地球を救う」。45回目となる今回のテーマは「会いたい」。MCを務めるのは、二宮和也(嵐)、中丸雄一(KAT-TUN)、山田涼介(Hey! Say! JUMP)、菊池風磨(Sexy Zone)という「ジャにのちゃんねる」の面々。さらに、マラソンランナーにEXITの兼近大樹が起用されるなど、ファンの間では早くから盛り上がっていたものだ。
ところが、そんな盛り上がりに水を差したのが、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)だった。教会は25日、公式サイトで次のように公表したのだ。
《現在、民放の雄と言われる日本テレビが、同社ネットワークの総力を挙げて毎年取り組んでいる「24時間テレビ」ですが、当法人の女性信徒がボランティアスタッフとして7年間にもわたって関わり、番組ボランティアをまとめる中心的な立場で活躍していたことが分かりました》
さらに、《「24時間テレビ」2014年番組テロップより *参加ボランティア団体として「世界基督教統一神霊協会・能登教会」を番組で紹介している》とのキャプション入りで、実際のテレビ画面を貼りつけて公表したのである。
「旧統一教会は21日に『異常な過熱報道に対する注意喚起』と題し、報道機関が実は旧統一教会と密接にかかわってきたことの『逆暴露』を予告していましたから、いわば、これが第1弾というわけなんでしょう。日テレ系列には、安倍元首相銃撃事件後、連日、旧統一教会を糾弾する『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)があります。そんなこともあり、おそらく教会としては、『24時間テレビ』放映前に日テレを叩く材料を探していたのでしょう。すでに第2弾の暴露ネタが用意されている可能性も十分にありますし、両者の情報戦が水面化で激化していることは容易に想像できます」(社会部記者)
教会の公表を受け、日テレは26日、公式サイトで「(テレビ画像は)弊社系列のテレビ金沢が2014年7月27日にローカルエリアで放送したものと、テレビ金沢から報告を受けています。2014 年の弊社『24 時間テレビ』の中で放送されたものではなく、全国放送はされていません」と説明し、日テレ本体と教会との関係を否定した。
今後もメディアとの関係について「全面的に公表させていただく予定」とする旧統一教会。第2弾、第3弾の暴露がどんなものになるのか、注目されるのである。
(灯倫太郎)