今や、各局の看板たる報道系番組の顔はフリーの美女キャスターばかりである。とはいえ、自局アナを使えば給料の範囲内なのだから、結果が出なければヤリ玉に上がるのは当然で‥‥。
夕方でしのぎを削るのは、タレントの陣内貴美子(58)とホラン千秋(33)、そして元フジのエースアナだった加藤綾子(37)。あいにくギャラと貢献度は比例するとは限らず、加藤が視聴率で水をあけられているのは一目瞭然だ。「妊活」のために9月いっぱいで「Live News イット!」を降板することが発表されているが、TV事情に詳しいライターの張本茂雄氏は手厳しい。
「用意されている台本だけで番組に臨んでいる姿勢が目に見えるんですよね。カトパンに1本120万円ですか? それなら漏洩が止まらない局内の優秀な人材に分配したほうがいいですよね」
時間帯を深夜に移すと、有働由美子(53)がギャラに見合う数字を挙げている一方で、裏番組で一見割安感がある小川彩佳(37)はダブルスコア、時にトリプルスコア以上で後塵を拝している。
元彼の櫻井翔が敵方につくという不幸もあるが、小川に同情的な声ばかりではない。
「小川も以前はうまくやっていた。18年の自民党総裁選で、立て板に水のごとくビジョンを語る石破茂氏に対し、言い訳に徹した喋りばかりの故安倍晋三氏のことを鬼の形相で睨みつけていましたからね。しかし、あそこがピークでした。直近の参院選の選挙特番でも、太田光の暴走が番組の見どころだったのに、彼女が無難にまとめてしまった。権力者を睨みつけたあの頃に戻ってほしいものです」(張本氏)
一方、早朝の報道&情報番組も、人気フリーキャスターが揃い、各局とも力を入れて競っている。
中でも「グッド!モーニング」の新井恵理那(32)は善戦ぶりが際立つ。
「激戦区の平日朝にあって、2部では2桁に届かんばかりの数字をキープしています。その上で、他に多くのレギュラー番組を抱えながら平日に早朝から拘束されているのですから、文句のつけどころがありません」(芸能ジャーナリスト・平田昇二氏)
同じ早朝でも、土曜日は今年4月から仁義なき同門対決が繰り広げられている。「ズームイン!!サタデー」と「めざましどようび」だ。
「お天気キャスターから叩き上げの阿部華也子(26)と元テレ東のエース・鷲見玲奈(32)とのガチンコ対決は今のところほぼ互角ですが、実は2人とも所属は新井と同じ『セント・フォース』。朝は大手事務所の美女キャスターが席巻しているのかと思いつつ、2人とも推定Gカップのバストの持ち主。男性視聴者の奪い合いで、ギャラ泥棒争いも激化するでしょう」(平田氏)
いっそ、個々のバトルをレポートし合ったほうが視聴率は爆上がりするかもしれない。
【女性キャスター推定ギャラランク】
有働由美子 140
加藤綾子 120
高島彩 100
小川彩佳 90
陣内貴美子 80
ホラン千秋 70
新井恵理那 50
鷲見玲奈 40
阿部華也子 40
(ギャラは1回分の推定)
*「週刊アサヒ芸能」8月4日号掲載