「生娘のうちに牛丼中毒にする」。4月16日に早稲田大学で行われた社会人向けの講座で、大手牛丼チェーン・吉野家の常務取締役が放った問題発言はネット上で瞬く間に拡散し、今も記憶に鮮烈に残っている。
吉野家は大きなイメージダウンとなったが、牛丼が庶民の味で〝ヤミツキ〟になっているファンが少なくないのも事実。吉野家に松屋とすき家を加えた牛丼3大チェーンが、大衆が求める味を日々追求している賜物に違いない。中でも松屋は牛丼だけでなく、カレーも美味しいと評判だ。
松屋の数あるカレーメニューの中で、お笑いコンビ・アルコ&ピースの平子祐希をトリコにしたのが「ごろごろチキンのバターチキンカレー」。2020年8月6日更新のツイッターで「松屋ってどうなんだろう」と、さも文句がありそうな書き出しから「『ごろごろチキンのバターチキンカレー』を使って俺を支配しようとしてるんだよ。実際に1日1食は食べなきゃダメな体にされてる。なんなら2食でもいいと思いはじめてる。どうしてくれんだよこれ」と綴った。
21年7月30日更新のツイッターでは「ふざけんなよ松屋」と怒りはヒートアップ。続けて「どれだけ稼いでも全部バターチキンカレーに投資しちまうよ。いい加減飽きさせろよ」と、やめられないことを報告した。
「『ごろごろチキンのバターチキンカレー』は、松屋フーズのカレー専門店・マイカリー食堂の『バターチキンカレー』を松屋流にアレンジした商品です。風味豊かなバターの香りと、トマトの旨味が特徴。通称〝バタチキ〟は松屋のカレーメニューの中で1、2位を争うほどの人気メニューです。現在メニューにありませんが、20年と21年の夏に一時的に復活しています。今年の夏も期待できるかもしれません」(フードライター)
平子も心待ちにしているはずだ。
(石田英明)