「生放送で歌えるかどうか…」和田アキ子がNHK歌番組で見せた途轍もない回復力

 咳が出ているのにもかかわらず、生番組に強行出演したことで局側の対応が批判されたが、そのすさまじい回復力に多くのファンが驚いた!?

 歌手の和田アキ子(71)の生出演が物議をかもしたのは1月23日放送の「アッコにおまかせ」(TBS)。「私事ですが喉の調子があんまりよくなくて…」と喉の不調を明かし、番組途中からは咳も出はじめ、マスクを着用して生放送をなんとか乗り切った。PCR検査では陰性だったことを伝えていたが、ネット上では《偽陰性の可能性だってあるんだし無理しないで…》《いくら陰性でもリモートにできなかったのか》《これでクラスターとかになったら洒落にならない》などと、番組制作サイドへの疑問や批判が噴出していた。

「前日のラジオ番組『ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回』(ニッポン放送)にもかすれた声で出演して、リスナーからは体調を案ずるメールが続々と届いていたようですからね。くしくも、オードリーやナイツといった、ニッポン放送でレギュラーを持つ芸能人が続々とコロナに感染していただけに、現場はかなり緊迫していたようです」(芸能記者)

 和田は1月24日に自身のインスタグラムを更新。「一昨日のラジオ、昨日のおまかせとお見苦しい姿、お聴き苦しい姿をお見せし、ご心配をおかけしました」とつづり、不調の理由を「急性声帯炎」「急性気管支炎」と明かしてファンを安心させていた。

 そして翌25日、和田は再び生放送の番組に臨み、脅威の回復ぶりを披露していた。「うたコン」(NHK)に出演した和田は、司会の谷原章介(49)からTikTokで人気の新曲「YONA YONA DANCE」について「若い人たちにすごくバズって、4憶回再生すごいじゃないですか」と話を振られると、元気な声で「ちょっとだけいいですか?4億3000万」と訂正して親指で小さくガッツポーズを見せた。

 トークの後でステージに移動し、「黄昏にアンコール」を熱唱した和田。「あなたのために歌う」「けして譲れない想い」といった歌詞のパートで圧倒的な声量と歌唱力を披露した。トーク中から一度も咳をすることなく歌い終えた和田は、「ここんところ喉が不調だったんで、生放送で歌えるかどうか心配だったんですけど、歌い切れてよかったです。ありがとうございました」とコメントして、会場の客席へ頭を下げた。

「NHKの歌番組にしても出演を回避する選択肢もあったとは思うのですが、出演を決断したのは局に迷惑はかけられないというプロ意識の高さゆえでは…。また、アッコさんといえば15年大晦日を最後に紅白歌合戦への出場はなし。『4億3000万再生』を売り文句に再び紅白へカムバックするには、『うたコン』は恰好のアピールの場になったことでしょう」(芸能記者)

 出演者の咳や喉の不調にいちいち神経をとがらせなくてすむように、一刻も早いコロナ禍の収束を願わずにいられない。

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