「うるさい!聞け!」和田アキ子が突如激昂した/【2023年上半期】ネットをざわつかせた暴言失言(中)

 関口宏、麻生太郎、和田アキ子…。それぞれが活躍する世界では「重鎮」であるはずだが、信じられない暴言や失言が飛び出していた。

 第6位はタレントの関口宏。自身が司会を務める「サンデーモーニング」(TBS系)の1月16日放送回で、聞いたこともない「数の単位」を口にした。鳥インフルエンザに関するニュースで、関口は「殺処分された鶏、今シーズン1000万羽を超えるそうで、過去最多を更新しています。全国で飼育される鶏のおよそ1割にあたるということは、え〜、1億万羽もいるんですか」と、全国で飼育される鶏の総数を「1億万」と発言。正解はもちろん「1億」。「億万」という単位はない。ネット上からは《関口さん、1000万の10倍は1億です》と、アドバイスが送られていた。

 第5位は自民党の麻生太郎副総裁。1月15日、福岡県で開かれた講演会で麻生氏は、少子化問題について「一番、大きな理由は出産するときの女性の年齢が高齢化しているから」と持論を展開。少子化の原因は女性の晩婚化に問題があると言わんばかりだった。兵庫県明石市の泉房穂市長は同日更新のツイッターで「早く結婚して若いうちに産まない国民が悪い、と言っているようにも聞こえる」などと麻生氏に苦言を呈した。

 第4位はタレントで歌手の和田アキ子が、元プロ野球選手でタレントの杉谷拳士に放った暴言。2月19日放送の「アッコにおまかせ!」(TBS系)では、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けて、宮崎で始まった侍ジャパンの強化合宿を杉谷がリポートした。和田は「普通にリポートをお願いします」「こっちの話は聞かないでいいです」と言ってリポートを促す。だが、「こっちの話を聞かないでいい」というアドバイスに杉谷が返事をしなかったことにムカついたのか、いきなり「うるさい!聞け!」と激昂。その後も和田は、「(杉谷は)すごく面白い人で軽快なお話しになると聞いていたが、何も面白くない」と発言したのだった。

「麻生氏の暴言は今に始まったことではありませんが、今回の発言はちょっと考えれば炎上するのはわかりそうなものです。晩婚化は少子化の一因かもしれませんが、晩婚化する原因を政治家が解決しなければいけません。和田の『うるさい!聞け!』『何も面白くない』はどう考えても暴言。おもしろくなかったのは杉谷のほうでしょう」(芸能記者)

 発言にはくれぐれも気をつけてほしいものだ。

(石田英明)

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