元財務官僚で弁護士の山口真由氏が自身のTwitterを更新し、妹のUberEatsのアカウントが不正に乗っ取られ60万円超も請求されたとする件について、Uber側から返金の対応があったと報告。ただ、これにネット上では《著名人だから？》とUberに対して懐疑的な意見も寄せられている。
山口氏は12月19日、妹のUberEatsアカウントが乗っ取り被害に遭っていることをTwitterに投稿。「1日に16万円超食べる胃袋ってなに？私は許せない！」と連日にわたって多額の注文が入っていることに怒りをあらわにし、「Uberには電話通じず、ウェブフォームに書いたけど連絡ないからわからないの」と問い合わせ先が見つからず困惑した様子だったが、「私は諦めずに闘うつもり」と宣戦布告していた。
しかし、翌20日にはあっさり「Uberから、不正利用と思われる合計867,959円、返金のご連絡をいただきました！」と解決したことを報告。しかし山口氏は「羽鳥慎一 モーニングショー」（テレビ朝日系）にもレギュラー出演する著名人だったことやUberの対応があまりに迅速だったことから、ネット上では《前日の時点ではUberに連絡が通じないって言ってたのに、次の日には不正利用額を調査して返金されたってこと？ 普通、SNSで文句言ったぐらいではそんな早い対応にはならないと思うが…》《一般人が同じ目にあってもUberは同じ対応するのか？ 相手が弁護士法人でテレビにも出てる方だからじゃないの？》など疑問の声が殺到している。
「今年5月にはUberEatsで届いた商品に欠品があったにもかかわらず、過去に『複数回返金・補填の対応をしている』ことから返金にも再配達にも応じないと通告されたと、とあるユーザーがTwitterに報告し話題になりました。なお、この報告者はUberEatsを200回以上も利用するヘビーユーザーで、過去に7回の返金対応を受けていたそうですが、うち6回は配達ミスによるもので、回数制限で返金をしないUberEatsに批判に声があがっていたのです（その後、このユーザーにはUberEatsから返金があったという）。
コロナ禍にフードデリバリーの需要が高まり、UberEatsの利用者は急増していますが、その一方で日本のみならず世界中でアカウントの乗っ取りや不正利用の報告も相次いでいます。今後、不正利用された利用者には山口氏と同じ対応をしなければ、ネット上に晒されるなど批判を受けることになるでしょうね」（ITジャーナリスト）
今後もUberEatsには、山口氏と同じように迅速かつ丁寧な対応をお願いしたいところだ。
（小林洋三）
