「大学生ってだいたいバカ」玉川徹氏“渋谷の路上飲酒問題”バッサリ発言の波紋

 6月10放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)で、路上飲酒の是非をめぐって激論が展開され、元同局社員でコメンテーターの玉川徹氏がキャスターを務めるフリーアナウンサーの羽鳥慎一らを完全論破した。

 番組では、東京都渋谷区が渋谷駅周辺での路上飲酒を通年で禁止する条例案が6月3日に提出された件を特集。外国人観光客などがSNSなどで知ったとして路上飲酒を目的に渋谷に殺到し、騒音や大量の空き缶・空き瓶などのポイ捨て問題が社会問題と化していた。同区では10月末のハロウィーンや年末年始の時期に限り、渋谷駅周辺の路上飲酒を禁止する条例を制定していたが、期間を通年とし、路上飲酒禁止エリアも拡大するという。10月に施行される見通しだ。

 玉川氏は路上飲酒禁止について「世界にもまれな路上飲酒ができる特異な場所ということで、SNSなどで外国人の間で知られていた。それ、何のメリットもないわけですよ、日本にとって。僕は全部禁止でいいんじゃないかと思います。路上飲酒をするメリットって何があるんですか?一般の人にとって」と肯定派。

 すかさず、信州大学特任教授でコメンテーターの山口真由氏が「学生時代、公園で飲んで語り合って、そんなにお金がないときでも、そういう青春ってありませんか?」と疑問を投げかけると、玉川氏は「なんで公園で語り合わなきゃいけないの?別に大学の中だって、どこだっていいじゃないですか」と反論。

 羽鳥アナが「でも、お店行くお金がなかったから公園で飲んでいた」と山口氏に助け舟。すると、玉川氏は「だったら〝家飲み〟すればいい。大学生のとき、(自分は)公園で飲んだりなんてほとんどしなかった」というと、羽鳥アナも「玉川さんはね。玉川さんはそう。でも、そうじゃない人もいる」と引き下がらない。しかし玉川氏は「それは周りにマイナスの影響を与えているんじゃないですか、結果的に」、さらには「だって騒いでいたら周りの人だってうるさいし。大学生って、だいたいバカなんだから」と畳み掛けると、羽鳥アナは「(大学時代を)振り返ったら、バカだったなって思う。迷惑かけていましたよ、ごめんなさい」、山口氏も「すみません、反省します」と降参した。

「路上飲酒禁止問題は、玉川氏の圧勝でした。ただ、〝大学生はだいたいバカ〟と発言したことについては、ネット上で《ちょっと聞き捨てならない》《取り消せ》などと反感を買いました。玉川氏も〝バカ〟と言いたくなるほど一部の大学生の路上飲酒に嫌悪感を持っているのでしょうが、ちょっと言い過ぎでした」(スポーツ紙記者)

 外国人観光客も大学生も、路上飲酒ではマナーを守ってほしいものだ。

(石田英明)

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