今年4月、インスタグラムの動画で、15年前の18歳の時に島田紳助さんから「枕営業」を迫られたことを告白、芸能界を激震させたモデルで実業家のマリエ。彼女の主張は、番組の打ち上げで島田さんから関係を求められ、その場に同席していた出川哲郎らから「いいじゃんいいじゃん、やりなよ」と煽られた、というものだった。
「かねてから芸能界で噂されていた枕営業の実態を当事者が告発したとあって、センセーショナルに取り上げられました。おまけに出川は、多くのレギュラー番組とCMを抱えている最中でしたからね。事実なら大ダメージは免れませんでした」(芸能記者)
ところが、彼女がインスタグラムに動画を配信する少し前に、告白本を出版する予定があることをネット上で語っていたことが判明し、事態が一変。
「当初は撮りおろしショットが含まれる『フォト自叙伝』だったようですが、途中から女性のエンパワーメント的な内容に変わり、その流れで暴露本的な色合いが濃くなってきたのだとか。ただ、インスタでの告発が出版前のタイミングだったこともあり、世間では本の宣伝と受け取られ、彼女に対する同情ムードが一気に失速してしまいました」(前出・芸能記者)
さらに、一部報道では、発売予定だった出版社も訴訟リスクを考え、出版を断念したとも伝えられたのだが……。
そんな騒動から4カ月後のマリエの姿を「週刊女性PRIME」がキャッチ。同誌が都内の自宅マンション前で彼女を直撃したのは7月某日。記者が声をかけると一瞬驚き、硬い表情になったものの、書籍については「書籍を出す話はなくなっていません。ずっと作っていますよ」と継続中であることを断言したという。
報道に対し、SNS上では《これは閉店セールを何年も続ける商店と同じで『内容を詰めている段階です』『出版日を調整中です』『内容を若干修正しています』で延々と引っ張るパターンだな》《「同じ被害に遭った人を助けたい」と思っている人なら暴露本の出版という手段は取らないのでは?》《とばっちり受けた出川側が声明出したときも、結局証拠となるもの一切出さずじまいだったから、完全に逆風吹いてるだろうに》との声が続々。
前出の芸能記者が語る。
「コンプライアンスが重視される昨今、『疑わしきは使わない』というのが放送業界の鉄則。つまり、出川がテレビ番組等に起用されていることが、なにを物語っているか、ということです。彼女が振り上げた拳を収められない気持ちもわかりますが、15年もたってからの暴露に彼女自身、どんなメリットがあるのかわかりません。ネット上には炎上商法では、という声も多くみられます」(前出・芸能記者)
同誌によればマリエ自身は「これは自分の使命だから、中途半端な形で終わらせたくない」と漏らしているというが、はたして無事出版にこぎつけられるかどうか……。
(灯倫太郎)