最強のフィッシュバーガー!?「モスバーガー」“真鯛カツ”投入に絶賛の嵐

「モスバーガー」を運営するモスフードサービスが5月20日より、新型コロナウイルスの影響で出荷が半減している愛媛県愛南町で養殖された真鯛を使い「日本の生産地応援バーガー 真鯛カツ」(530円)を100万食限定で販売すると発表。ネット上では称賛の声が相次いでいる。

「同社はコロナで出荷量が減少傾向にある産地や生産者を応援する企画を実施しており、今回は前年比約 50%まで出荷量が落ち込んでいるという愛南町産の真鯛を使ったハンバーガーを販売します。『上品な脂のりときめ細やかな身質が特長で、白身魚の風味やおいしさをお楽しみいただけるよう、真鯛カツを活かす味付け』とのことで、自信の一品となっているようです」(フードライター)

 これにネット上では、《さすが日本のハンバーガーチェーン。生産地応援って最高ですね!全力で応援します》《真鯛を使ってこの値段は頑張ったと思う。久しぶりに食べてみたい》《ライスバーガーも、コメの普及のため政府から直々に相談されて考え出した商品。美味しさだけでなくそういう社風も好きです》《これは最強のフィッシュバーガーでは? タルタルソースもいい感じ》などの声が寄せられている。

「モスフードサービスは14日、21年3月期の連結決算を発表し、純利益が前期比173.1%増の9億9700万円と非常に好調でした。モスバーガーでは18年に複数店舗で食中毒が発生し、翌年にも福岡の店舗で期限切れの食材を使った商品を客に提供したことが発覚するなどで、当時は客離れが進んでいました。しかし、コロナ禍に宅配やネット注文、キャッシュレス決済の対応を進め、ドライブスルーの売上も大きく伸びたことから売上も営業利益も大幅に伸びたのです。会社が好調な時にコロナで苦しんでいるところを救おうという発想は、素晴らしいと思います」(経済ジャーナリスト)

 18日の会見でモスフードサービスの安藤芳徳マーケティング本部長は刺身としても食べられる愛南町の真鯛は「高価な原料。100万食限定が限界でした。生産地応援バーガーは志としては第2弾、第3弾としてやりたいが、実際問題できるかというと難しい商品」と説明しているが、可能な範囲で今後もこうした取り組みを続けてもらいたいものだ。

(小林洋三)

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