白鵬本紀への招待状(1)ドラマ「ラブジェネ」で日本に興味を

「週刊アサヒ芸能」5月6・13日号より、同時進行相撲マンガ「白鵬本紀」がスタートした。マンガ連載に向けて、監修を担う白鵬関と作画担当の山崎享祐氏の打ち合わせが続いた。その一部を収録する。

山崎 マンガ連載への横綱の期待をお聞かせいただければと。

白鵬 自伝は何冊か出させていただいたのですが、マンガ化は初めてで楽しみにしています。私自身がマンガになるのですね。

山崎 プレッシャーMAXですね(笑)。

白鵬 2010年から「白鵬杯」という子供相撲を主催しています。相撲を通して世界の子供たちに夢や希望を持ってもらえたらと。来年の開催で12回目。去年は14カ国から1000人以上の子供たちが参加してくれました。その子供たちに向けて、マンガという形式で発信できればうれしいです。

山崎 子供たちはもちろん、「週刊アサヒ芸能」の読者の皆様に楽しんでいただける内容にしたいと考えています。

白鵬 いつか、モンゴル語をはじめ世界中で読めるようになればいいですね。

山崎 横綱が日本で相撲を取りたいと思ったきっかけを教えてください。

白鵬 私の母が日本のドラマ「おしん」の大ファンでした。私もキムタク(木村拓哉)さん、松たか子さんのドラマ「ラブジェネレーション」を見ていました。それで日本に興味を持ったんですね。

山崎 相撲じゃなくて。

白鵬 もちろん日本の相撲も大好きでした。私が確か9歳か10歳くらいの年ですね。衛星放送で日本の相撲を中継していました。当時、旭鷲山関、旭天鵬関が活躍しているのを熱心に見ていました。若貴やハワイ勢の取組も印象深かったですね。あと、親父が持ってきたと思いますが、日本の相撲雑誌を興味深く読んでましたね。表紙が確か青いまわしをつけた千代の富士関でした。モンゴルは雪が降るので、雪の上に円を描いて友達と日本の相撲ごっこしていましたね。

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