4月13日に発売した持ち帰り専用「丸亀うどん弁当」が、発売から2週間で100万食を突破するなど好調な「丸亀製麺」だが、今度は店舗限定で発売されているうどんで作った「ドーナツ」がSNSを中心に呼んでおり、《早く全国展開を!》との声もあがっている。
「『丸亀うどん弁当』が発売される前日12日、ツイッターに『丸亀製麺のうどんでできたドーナツめちゃくちゃ美味しいから、行ったら買うのオススメ!ドーナツ屋か!?ってくらい美味しい♪』と投稿され、3000件以上のリツイートと1万件以上のいいねが付くなど話題になりました。しかし、ドーナツを求めて『丸亀製麺』に足を運んだ人たちからは《ドーナツ売ってないんだけど!?》と困惑の声が相次いだのです」(ネットライター)
というのも、実はドーナツが販売されているのは埼玉の戸田店と神奈川の川崎店のみ。現在は試験販売中とのことで、価格は5個入りでなんと100円。販売されている店では「丸亀製麺のうどんが57%入った」と説明書きがされているとのことで、シュガー、ココア、きなこの3種の味が用意されており、かなりの人気で昼過ぎには売り切れてしまうこともあるという。
「食感が非常にもちもちしていると、実食した人の評判も良く、現在は2店舗でしか発売されていないこともあってネット上では《頼むから早く全国展開してくれ!》《うどんでドーナツって面白い発想。ぜひ食べてみたい》といった声も多く見られます。『丸亀製麺』がドーナツを販売するのを意外と思われるかもしれませんが、実は同チェーンを運営するトリドールホールディングス(HD)は、ハワイに『GEORGE’S DONUTS』というドーナツ店をオープンさせており、ドーナツ作りのノウハウは持っていたのです。現在、『丸亀製麺』ではレギュラーメニューでスイーツを扱っていないことから、ドーナツが全国展開されれば大ヒットする可能性も十分にあると思います」(経営コンサルタント)
トリドールHDの21年3月期(20年4月1日~21年3月31日)の連結業績予想は新型コロナウイルス感染拡大の影響で純損益が約70億円の赤字になる見通しだが、うどん弁当とドーナツが救世主となる可能性も!?
(小林洋三)