王者・丸亀製麺に強力なライバル!?「うどん戦争」にとんかつチェーンが参戦

 とんかつチェーンの「かつや」では7月13日から、期間限定で「ささみカツ冷やしぶっかけうどん」の販売をスタートさせている。同店としては意外なうどんメニューだが、これがヒットすれば国内1位の店舗数を誇る讃岐うどんチェーンの王者「丸亀製麺」がピンチに陥るのでは…との声もある。

「『ささみカツ冷やしぶっかけうどん』は、とろろをトッピングした冷やしぶっかけうどんに、大ぶりなささみかつが2枚乗ったボリューム満点の一品です。価格は並590円(税別=以下同)、大盛り740円と手頃で、かつやお馴染みの100円割引券を使えば、さらにお得になります」(フードライター)

 同メニューは店内飲食限定での販売となるが、確かに「丸亀製麺」にとって大きな脅威となる可能性もあるという。

「新型コロナウイルスの影響により丸亀製麺の既存店客数は4月が前年同月比52.7%、5月が53.9%、6月が80.2%と大幅に減少していますが、一方のかつやは6月にきて若干売り上げが落ち込んだものの、3月〜5月はいずれも前年同月比100%超えを果たすなど好調を維持しています。基本的に丸亀製麺とかつやはファーストフードの中でも客層が被っていることから、かつやでささみカツ冷やしぶっかけうどんがヒットすれば、丸亀製麺の売上の落ち込みに拍車をかける可能性はあると思います。一部のネットニュースでは、かつやの新メニューに関して、丸亀製麺への宣戦布告ではないかと両社の“競争”をあおるような動きも見られました」(経済ジャーナリスト)

 もちろん、全店舗において「打ち立て」「ゆでたて」にこだわり抜いてきた「丸亀製麺」としても、揚げ物を中心としたチェーンの“期間限定うどん”に負けるわけにはいかないだろう。

 その「丸亀製麺」は同時期に「牛とうなぎのぶっかけうどん」を並890円(税込=以下同)、大1000円で期間限定販売しているが、機会があれば、双方の味を食べ比べてみてはいかがだろうか。

(小林洋三)

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