「餃子の王将」ファンが激怒!立憲・枝野代表の“宇都宮ツイート”の悪手

 東京都知事選投開票日の7月5日朝、立憲民主党の枝野幸男代表が自身のTwitterに投稿した「餃子ツイート」が、禁止されている投開票日当日の選挙運動に該当し、公職選挙法に反するのではないかと物議を醸している。

 枝野代表の問題のツイートは「#宇都宮 #みんみん で育った私は、18才で #宇都宮 を離れてから仙台でも東京でも餃子専門店を探したが見つからずラーメンや炒飯、野菜炒めがメニューにあるのは中華料理店 ビールもライスもないのが餃子の店 今もそう思うので全国チェーン『餃子の○将』の名前には違和感 味は好きだけど」と、自身の出身地・宇都宮の名物である宇都宮餃子について、ハッシュタグ「#宇都宮」を用いた投稿だった。

 また、別の立憲民主党の議員数名もハッシュタグ「#宇都宮」を用いて餃子に関するツイートを投稿。立憲民主党が支持する宇都宮健児氏を連想させ、故意に「宇都宮」をトレンドワード入りさせようとしてるのではないかといった声も上がり「投票日には禁止されている『宇都宮候補への投票を促す選挙運動』だったのではないか」との疑念が持たれることとなった。

 翌6日、枝野代表は「誤解と心配をかけたのは恐縮だが、他意はない」と選挙運動には当たらないという見解の弁明をするも、“立憲民主党総出”での「#宇都宮」押しについて、「本当に悪手」「餃子を政治利用するな」「セコすぎるアピール」と批判が続出した。

 宇都宮健児氏を支援する団体までもTwitter上で「選対としては、選管に確認して『餃子の絵もダメですよー』とボランティアさんに2014の時はアナウンスしていたのを思い出しました」と過去の選挙での出来事を振り返り、「まさかそんな子ども言い聞かせるようなこと、法の専門家に事前にご注意申し上げられるわけもなく・・・。わたしたちの掌握できる範疇を超えてます」と、暗に弁護士出身の枝野代表に苦言を呈する始末だった。

 このツイートに怒った人たちは他にもいた。枝野代表の「『餃子の○将』の名前には違和感」という一文では、伏字にこそしているものの、ほとんどの人が人気チェーン店「餃子の王将」を連想するはずだ。結果、ネット上で“王将ファン”が批判のツイートを投稿している。「餃子の王将」の公式Twitterには「立憲民主党に抗議するべき、誹謗中傷ですよ」と、人気チェーンのイメージ悪化を心配するファンのコメントが相次いでいる。

「他意はない」ツイートだったとのことだが、都知事選を意図した投稿だったことは明白だろう。枝野代表は不用意なツイートのせいで国民に嘘をつくことになってしまった上、全国の“王将ファン”を敵に回してしまったようだ。

(浜野ふみ)

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