餃子の王将が2月9日、「週刊女性PRIME」が報じた“タレ容器の中への虫の混入”について謝罪した。この件は、客がYouTubeに動画を投稿して告発したことで明らかになったが、こうしたやり方には疑問の声も上がっている。
「問題の動画は昨年10月29日に投稿されたもので、その説明欄によると、餃子の王将で食事をした際に餃子のタレの容器の中に虫がいたことに気づかず、そのタレを使って餃子を食べてしまったといいます。店長を呼んで事情を説明したところ、謝罪して新しいタレと餃子に交換してくれたそうですが、投稿者は『それだけだった』と不満げ。後日、保健所に出向き撮影した動画を確認してもらったものの、実物の虫を調べなければ正体は分からないと言われたようで、投稿者は保健所に対しても『こちらから調査の依頼をしないと何もする気なし』とし、怒りが収まらず動画をネットにアップしたというのです」(ネットライター)
客の迷惑行為が撮影された動画の拡散が相次いでいるが、この動画を受けて「週刊女性PRIME」は今度は店側の衛生面を疑うものも出てきたと報じた。餃子の王将は動画の内容と類似する事案がフランチャイズ店で発生したのは事実と認め、発生日の翌日には保健所へ報告した上で容器を廃棄して皿等についても再洗浄したと説明。同チェーンではマニュアルでの衛生管理を徹底しているというが、今後、万一同様の事象が発生した場合には、発生した店舗やフランチャイズ店に対して厳正に対処していくとした。
「タレ容器への虫の混入について、ネット上では餃子の王将を批判する声もありますが、一方で『YouTubeに動画を投稿して告発とかそこまでする必要ある?』といった疑問の声も少なくありません。当然、タレに虫が混入していたのは問題ですが、店長から謝罪があり、タレも料理も交換し、翌日には保健所へ報告も行った対応は適切で、保健所が実物の虫を確認できなければ何とも言えないというのも仕方ないでしょう。それでも納得がいかなければ、餃子の王将の本部に問い合わせるなりすればいいことで、何でもかんでも動画にアップする行為が疑問視されるのも頷けます」(フリージャーナリスト)
ここへ来てSNSの利用法や動画投稿の問題点が一挙に噴出している。
(小林洋三)