衝撃「親父にも母親にもぶたれてた」ガンダム芸人がテレビから消えたワケ

「親父にもぶたれたことなかったのに!」

 お笑い芸人・若井おさむの“ガンダム芸”に魅了された人は多いのではないだろうか。

 4月21日配信の「婦人公論.jp」はそんな若井の衝撃的なインタビューを掲載して話題を集めている。若井といえば、前述したように、人気アニメ「機動戦士ガンダム」の主人公アムロ・レイのものまねでブレイク。一時は頻繁にバラエティー番組で見かけていたが、いったい何があったのか……。

「婦人公論.jp」の記事によれば、幼少期の若井は実の母親から虐待を受けていたという。例えば、まだ就学前の若井がおねしょをすると、平手打ちをされ、拳で殴られる。マッチの火で尻を焼かれて、「ずっと立っとけ」と怒鳴られてトイレに閉じ込められる……などの暴力行為もしばしば。そして極めつけはこの告白だ。

《父は仕事ばかりで、家の中で顔を合わせることがあまりなかったんやけど、やはり暴力をふるいましたね》

 当時はそれが「虐待」だとは気づいていなかったが、心の傷は深く、「死にたい」「生まれてこなければよかった」と自己否定の念に駆られ、“死にたい願望”が心に渦巻いていたという。さらに若井は「父の首つり自死」「母との絶縁」を告白したのだった。

 若井の虐待の告白にネット上では、

《父親だけでなく、母親にもぶたれていたのか! 壮絶すぎる》

《私も同じように家族から虐待を受けていたので、言葉が心に突き刺さります》

《たくさん苦しんだ分、これからの人生で取り返してほしい》

 など、共感や応援のコメントが寄せられた。

 その後、芸人となり、アムロ・レイのものまねでブレイクした若井。プライベートでは2008年に結婚をして家庭を持ったようだが、公私ともにさらなる試練に見舞われる。くだんの「虐待記事」を読んだというお笑い関係者が語る。

「『婦人公論』の記事を読むと、その後、離婚したことがわかります。記事の中で『手こそあげないけれども──妻を追いつめてしまった』と話していましたが、暗に自分も虐待に近い行為をしたとほのめかしています。お酒が入るとその性格が強く出てしまうようで、後輩の若手芸人たちも『飲むと話が長い』と辟易することもあったようです。ただ、テレビ出演の機会が減ったのは、そうした個人的な事情とはまったく関係なく、単に視聴者の年齢層とマッチしなくなったためでしょう。『機動戦士ガンダム』がオンエアされたのは、今から約40年前。少年時代にリアルタイムで観ていたかつてのガンダム少年も、今では50代、60代のいい大人ですし、テレビでバラエティーを視聴するメイン層ではありません。メインの視聴者層である20代、30代がアムロの声マネを聞いたところで『誰それ?』となりかねませんからね。局側も起用しづらいのでは?」

 壮絶な告白によって暗い過去から一歩踏み出したガンダム芸人・若井。新たな芸の道を「行きま〜〜す」とばかりに、もう一花咲かせてもらいたい。

(オフィスキング)

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