新型コロナウイルスの感染拡大で、様々なドラマが放送延期となっている。そんな中、4月10日には、綾野剛と星野源がW主演する新ドラマ「MIU404」（TBS系）の放送延期を受け、15年のドラマ「コウノドリ」（TBS系）傑作選が放送された。
「『コウノドリ』は、15年と17年の2クールにわたって放送された医療ドラマで、『MIU404』で共演する綾野と星野が出演しています。傑作選では、2期分の全21話の中から、選りすぐりのエピソードを流していくそうで、今回は、中学2年生の妊娠を描いた第1期の5話が放送されました」（テレビ誌記者）
一方、新ドラマの「MIU404」は、2018年に放送され人気を博した石原さとみ主演ドラマ「アンナチュラル」の制作チームが再集結するということでも大きな話題に。そのため、「コウノドリ」の再放送の後は、「アンナチュラル」の再放送を望む声がネットで広がっているものの、ある問題が立ちはだかっているという。
「『アンナチュラル』の第1話では、MERSコロナウイルスが取り上げられ、感染拡大により国内がパニックになる様子が描かれています。4月13日発売の『週刊ポスト』によると、そのドラマの状況が、今の現実とそっくりであるため、再放送していいのか局内で議論になっているのだとか。そんな第1話は、2年前の放送ながら、『濃厚接触』や『PCR』といったワードも登場するため、ドラマファンの間でも『2020年の日本を予言していたかのような内容』と、以前から話題になっていました」（前出・テレビ誌記者）
脚本家の徹底した取材の元、映像化されたと言われる「アンナチュラル」。ウイルスによって危機にさらされている今こそ、放送するべき作品なのかもしれない。
