元手タダ“家ゴミ→お宝化”計画(79)マスクに加え「消毒液」も高額転売の“愚”

 使い捨てマスクに続いて、アルコール消毒液も薬局から消えた。例の新型コロナウイルスの国内蔓延のおかげで、入手困難の状態が続いている。

 やはり、マスクと同じくフリマサイトやネットオークションでは、高値で取引されることに‥‥。

 例えば、アルコール消毒液で国内シェア1位となっている「手ピカジェル」。持ち運びに便利で手が洗えない場所でも殺菌できると評判だ。通常ならば1本60ml入りが350円前後で購入できるのだが、「ヤフオク」で先頃、70本が12万円で落札された。4〜5倍の価格で取引されているのだ。

「新型肺炎パニックに乗じた高額転売です。手指の消毒だけでなく、一時はウエットティッシュのアルコール入り除菌シートまで店頭から消えて、ネットで高値転売されていました。でも、厚労省がコロナウイルスの殺菌にはエタノール70%以上の消毒液が有効としてからは、除菌シートの高値転売は落ち着いてきましたが、手指の消毒液はまだ高値取引が続いています」(ヤフオク通のライター)

 実は、我が家にはアルコール消毒液を常備している。妻がドーバーの「パストリーゼ77」という商品を愛用していて、5リットル入りの詰め替えタンク1本が残っている。ネットで2万円を超える価格がついている。

「こんな時に一儲けしてやろうとする連中はクソだ」

 夫の悪だくみを察知した妻の厳しいひと言。確かに‥。

マネー