舛添要一氏の「ピエール瀧、新井浩文擁護論」にネット民が猛反発!

 国際政治学者で元東京都知事の舛添要一氏が3月13日に自身のツイッターを更新。12日に薬物使用の疑いで逮捕されたピエール瀧に関連すると思われる投稿をして物議を醸している。

「品行方正な芸人に魅力はない。ピエール瀧、新井浩文、勝新太郎。芸人はマージナルマンである。だから、常人に不可能な創造ができる。面白くもないエンタメは定義矛盾だ。品行方正でもやぶな医者は要らない。芸人も同じ。道徳が支配する国に芸術や文化は育たない。勿論犯罪を称賛しているのではない。」

 舛添氏のこの投稿には、「犯罪者じゃないと素晴らしい創造はできないと言いたいのか?」「真面目にやってる芸能人の方が圧倒的に多いし、彼らの作り出したものも素晴らしいものが多い。品行方正じゃないから良いものができるという論法はおかしい」「真面目にエンターテインメントを作り出してる人間に対する冒涜ですね」「やぶな医者はいらないけど、品行方正な名医はたくさんいる」など、批判的なリプライを集めている。

 芸能人のSNS炎上に詳しいIT系ライターは、「ピエール瀧、新井浩文、勝新太郎と逮捕歴のある有名芸能人の名前を挙げていますが、これで品行方正な芸人=魅力ない、という定義を導くのはちょっと強引。」と苦笑する。「ほとんどの芸能人は罪を犯さずに生きていますし、数多くの“品行方正”なタレントが素晴らしい仕事をしているわけです。たった3人のサンプルを例にして全体を語るのは無理がありますね」と語る。

 都知事時代に公金を私的に流用した疑惑が次々に明るみに出て辞任に追い込まれたことは記憶に新しいが、案の定ネットには「政治家は品行方正でお願いします」「舛添さん、アンタが言うな」といった多数のツッコミも。波紋は広がるばかりだ。

(石見剣)

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