中国・武漢市を中心に流行し、世界的な問題になっている新型コロナウイルス。その勢いは留まるどころか、中国では死者が100人を超え、患者数も日に日に増加している。世界でも13の国と地域で多くの感染者が確認された。
そうしたパンデミックが心配される状況の中、あるスマホゲームが注目を集めている。その名も「Plague Inc.-伝染病株式会社-」。iOS版とアンドロイド版がリリースされている。
「このゲームはウイルスや寄生虫が原因の伝染病を世界中に流行らせて、人類を滅亡に追い込むというストラテジーゲームです。全人類を死滅させればプレイヤーの勝ち、伝染病が根絶させられたらゲームオーバーになります。12年にイギリスで開発され、リリースされた当初は『不謹慎だ』として批判されたこともありました」(ゲームライター)
ところが、同ゲームは世界で大ヒット。その後、伝染病の種類が増えたり、シナリオが追加されたりとアップデートを重ねている。
「8年も前に開発されたゲームですから、最近は人気も落ち着いていました。ところが折からの新型コロナウイルス流行で、再び注目を集めているのです。iOS版のゲームランキングでは、『有料アプリ』の1位にランクインしました」(前出・ゲームライター)
室内でゲームを楽しんでいれば、新型コロナウイルスにかかるリスクは減るのかもしれないが、なんともやるせない現象だ。