フランスのマルセイユに所属する日本代表DF酒井宏樹がイングランド・プレミアリーグへ参戦することになるかもしれない。
イタリアメディア「Tutto sport」は、英国の名門トッテナムを率いる名将ジョゼ・モウリーニョ監督が守備網の強化として酒井の獲得を模索しており、現在チームの右サイドバックとしてレギュラーを確保しているコートジボワール代表DFセルジュ・オーリエに代わって、酒井に先発の座を与える可能性があると報じた。
モウリーニョ監督は国内リーグ22試合を終えた段階での、31もの失点数に大きな不満を抱いており、その原因の一つとして、後方エリアに大きなスペースを与え、対人プレーでもミスの多さが指摘されるオーリエのクオリティーを疑問視。そこで、攻守にバランスの取れた酒井に白羽の矢を立て、また右サイドだけでなく、左サイドバックとしてもプレーできる日本人DFのユーティリティー性も高く評価しているという。
「トッテナムが酒井の獲得を熱望しているとの報道は今回が初めてではなく、前指揮官マウリツィオ・ポチェッティーノが在籍していた時期にも幾度か酒井への関心が報じられていたことから、チームとして彼との契約を継続的に望んでいる可能性が高いです。酒井は2016年夏にドイツのハノーファーからマルセイユへ加入し、常に先発の座を保証され続け、累計ではすでに100試合以上に出場。リュディ・ガルシア監督やアンドレ・ビラス・ボアス監督と、いずれもワールドクラスの指揮官から信頼を寄せられ、日本代表含め、様々な監督から常に高い評価を受けてきました。今回、酒井へ熱視線を向けているとされるモウリーニョに至っては世界最高の指揮官の1人であり、ネットでも『モウリーニョに欲しがられているのだとしたら凄いこと』『イングランドで見たい』『モウリーニョに戦術叩き込まれたらもっとすごくなりそう』という反応が出ています」(スポーツライター)
果たしてマルセイユからトッテナムへの華麗なるステップアップは実現するだろうか。今後の続報に注目したい。
(木村慎吾)