【元ヤクザ異色対談第2弾】司法書士・甲村柳市×弁護士・諸橋仁智(4)今年は特別法制定を目指す
甲村 私はどんな状況になろうと、ヤクザとして生きていくという人はいると思っています。実際、ヤクザじゃないと生きられない人というのは、少なからずいるわけだから。これは個人の生き方の問題であって、私が擁護...
甲村 私はどんな状況になろうと、ヤクザとして生きていくという人はいると思っています。実際、ヤクザじゃないと生きられない人というのは、少なからずいるわけだから。これは個人の生き方の問題であって、私が擁護...
ーーヤクザ社会の変化についてもお聞きしたい。おふたりともに事務所を新設したわけですが、現役ヤクザはそうはいきません。昨年、25組織ある指定暴力団のうち3組織の「本部」(主たる事務所)が公安委員会によっ...
ーー話を戻しますが、諸橋先生は事務所を問題なく借りられたんですよね? 諸橋 私の場合は、地元の不動産屋さんとゴルフに行ったりして、つながりがあったんです。私のことを理解してもらっているから、問題なく...
任俠界から法曹界へ––。特異な転身を遂げた2人が半生を振り返る著書を、たまたま同時期に発表。昨年、本誌の企画で初めて顔を合わせた。ところが、まだ語らねばならないことがあった。そこで、新春に「異色対談...
諸橋 実は、僕が元ヤクザとカミングアウトするきっかけの1つが、甲村先生の存在なんです。メディアで堂々と話されているのを見て、影響を受けました。 甲村 18年に司法書士試験に受かって、すぐに新聞に書か...
─他にも元ヤクザで損をしたことはありませんか。 諸橋 これは経歴というわけではないですけど、僕は刺青を入れているので、ゴルフのあとに風呂に入ることができないとか、その手の不便は多々あります。 甲村...
諸橋 僕は子供の頃は勉強ができたのに大学受験に失敗して、「自分はダメな人間だ」と挫折を味わい、シャブに手を出した。そこからヤクザになったわけですが、結果的にシャブに溺れて破門され、ヤクザ組織にも居場所...
現在、「元ヤクザ」という経歴はハンディキャップになりこそすれ、メリットになることはまずない。にもかかわらず、自身の渡世歴を明らかにする波瀾万丈の半生記を、偶然にも同時期に上梓した2人がいる。しかも、...
4月2日発売の「週刊文春」に掲載された1枚の衝撃写真がひそかに話題を集めている。ヤクザウォッチャーが解説する。 「病室らしき場所で、全身に刺青の入った男性が人工呼吸器をつけた状態で横たわっている写...