加藤シゲアキが再び金田一「悪魔の手毬唄」でまたもや大物女優に力負けか

 今度もまたアイドル演劇さながらの金田一となるのか…。

 12月21日に放送されるスペシャルドラマ「悪魔の手毬唄〜金田一耕助、ふたたび〜」(フジテレビ系)にて、アイドルグループ「NEWS」の加藤シゲアキが2作連続で主役の金田一耕助を演じる。
 
「加藤は18年12月24日放送のスペシャルドラマ『犬神家の一族』(同)にて、初の金田一役に挑戦。しかし見た目が頼りなさすぎて名探偵の威厳や知性が感じられず、横溝正史ファンをガッカリさせました。ただ、ジャニーズ効果なのか視聴率は11.0%と二桁をクリアし、今回の続投に繋がったようです。とはいえ『悪魔の手毬唄』でもまた、前回に引き続いて力不足を露呈するのが目に見えている。それをカバーするためか周りを大物で固めているのですが、かえって逆効果になってしまいかねません」(テレビ誌ライター)

 12月放送の「悪魔の手毬唄」では斉藤由貴、国生さゆり、有森也実の3人が、舞台となる村の重要人物を務めることが11月22日に発表された。いずれ劣らぬ存在感を持つ女優ばかりで、加藤はますます埋没しそうだ。その片鱗はすでに昨年の「犬神家の一族」でも垣間見られたという。

「『犬神家』では、物語のキーとなる三姉妹を黒木瞳、松田美由紀、りょうが熱演。本来なら金田一がクセ者ぞろいの三姉妹にズバリと斬り込んでいく姿が見どころなのですが、加藤扮する金田一では子供が大人を相手にしているように見えてしまい、ストーリーの緊迫感が感じられませんでした。しかも重要人物の佐清を演じた賀来賢人が名演したことで主役の加藤のお株を奪ってしまい、視聴者からは《本当の主演は賀来で、加藤は狂言回し》と評されたほどです」(前出・テレビ誌ライター)

 それゆえ「悪魔の手毬唄」でも、加藤は主演ではなくキャストの一人と思って観ることが、ドラマを楽しむための方法なのかもしれない。

(北野大知)

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