松本人志の「行列」ノーギャラ出演をもっと称えなければいけないワケ

 ダウンタウンの松本人志が11月10日に放送されたバラエティ番組「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)に、番組初登場ながら異例のノーギャラ出演を果たしている。

 同番組では、週替わりMCを担当していた雨上がり決死隊の宮迫博之が闇営業問題で活動休止となっているが、その助太刀として事務所の先輩である松本が登場。松本は登場早々に「助っ人みたいなもんやから。抜けたレギュラーがいるでしょ。自己紹介します。ダウンタウンの〜松本です」と、宮迫の定番自己紹介ネタを真似てスタジオを沸かせていた。

 続けて松本は「これもおれ、ノーギャラでって言うてるねんで」と、無報酬出演であることを告白。この日のMCを務めた東野幸治も「松本さんは『おれ、宮迫のレギュラー番組やったらノーギャラで出るで』って言ったんです。そしたら日本テレビが真に受けてオファーしたらOKなんです」と、松本のサプライズ出演が実現するまでの経緯を明かしている。

 後輩のために動いた松本の男気出演に視聴者からは賛辞が寄せられたが、一方で「松本なら1番組ぐらいノーギャラ出演でも痛くないだろ」「さすが億万長者の松本さんだな」など、松本であればギャラに無関心なほど稼いでいると推測する声も見受けられている。

「大御所の松本が稼いでいるということに異論はありませんが、1番組ぐらいギャラが入らなくても松本は気にしないというのは違うかもしれません。16年に放送された『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)では、相方の浜田雅功が『トイレしてるやん、パーっと(横に松本が)来てさ、“明細見た?”って、たまに言われる時がある』と、松本から給料明細の話を振られることがあることを暴露。浜田は明細をそこまで気にしてチェックすることはないとのことでしたが、松本は『“えらい抜けてたな”って話をしてんねんで! あれが入ってなかったなって、1個1個ね』と、自身が出演した番組の分が明細から抜けていないか1つ1つチェックしていることを明かしていました。この松本の意外な一面には共演者の宮根誠司も『いまだに1個1個の明細見てるの?』と驚いていましたが、世間が思っている以上にお金への執着は強いのでは。そんな松本がノーギャラ出演したのですから、先輩だから当然なのではなく、もっと褒め称えなければ本人も素直に喜べないでしょう」(エンタメ誌ライター)

 本当に日テレからノーギャラでのオファーを受けたとすれば、松本としては引くに引けない状況になっていたのかもしれない?

(佐伯シンジ)

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