トルコのガラタサライに所属する日本代表DF長友佑都が11月7日、チャンピオンズリーグ第4節のレアル・マドリード戦に先発出場を果たすも、格の違いを見せつけられる結果となった。
長友は世界最高峰のクラブであるレアル・マドリードとの大一番に左サイドバックとしてスタメン出場を飾ると、マッチアップした相手は久保建英と同時期にレアルへ加入し、頻繁に久保のライバルとして比較される18歳のブラジル人FWロドリゴだ。
立ち上がりから鮮やかなステップワークと抜群の身体のキレを見せつけたロドリゴは、開始わずか7分間の間で2ゴールを奪い、前半45分には長友のパスをカットして中央のカリム・ベンゼマに素早くグラウンダーのクロスを配給。レアルにもたらした4点目のキッカケを作ってしまったのが他でもない長友のミスからだった。
「最終的にレアルは18歳のロドリゴがハットトリックを達成するなどし、6-0と大勝。もちろんこの屈辱的な敗北の要因が長友だけにあるわけではありませんが、スペイン紙『MARCA』はこの日の長友に“評価ゼロ“という超辛口なジャッジを下し、一方でその長友を翻弄したロドリゴにはあらゆる現地メディアから最高評価が与えられています。また、トルコ紙『Hurriyet』も失点に直接繋がるミスを犯した長友について『レアルの4ゴール目はこの日本人選手の最悪のミスから生まれた。信頼が消えたであろうこの33歳は冬にもチームを去る必要があるかもしれない』と綴りました。日本のサポーターからもさすがに今節の長友には『攻撃では全く仕掛けないし何の貢献もしてない。それなのに守備でもミスしたらそりゃ叩かれる』『前はこういう一対一に強かったからこその長友だったんだけどね…』といった失望の声が多く出ています」(スポーツライター)
皮肉にも久保と日本代表で共闘する長友が、その久保のライバルであるロドリゴの評価上昇を“アシスト“してしまった格好となり、様々な意味において、長友にとっては悪夢のような夜となってしまっただろう。
(木村慎吾)