はあちゅう、ツイッターの返信&DMへの「課金制」を提案し物議

 ブロガーのはあちゅうが11月7日、自身のツイッターを更新。ツイッターのリプライやダイレクトメールを課金制にしたらどうかと提案し、話題になっている。

 はあちゅうは「有料課金は秩序に有効 1リプ、1DM=10円でいいから課金制にするとクソリプも変なメッセージも無くなりそう…と思った『これ10円払ってまで相手に届けたいメッセージか?』って考えるとそこまでして届けたい人多いと思わないし、ショックなDM来て『10円払ってまで届けてくださって…』ってなる」と投稿。

 リプライ欄やネットには「確かに課金制ならわざわざリプライする人は減るかも」と同意する意見がある一方、「ツイッターはそういう場所。嫌なら有料メルマガオンリーにすれば?」「課金制…出会い系サイトみたいだな」「金払っていればクソリプしても良いという、間違った発想につながりそう」「血液クレンジングサイコーなんて書かなければ来ないと思いますよ」「誰からもリプ来なかったら商売あがったりなんじゃ?」などの批判や皮肉も寄せられている。

「そもそも“クソリプ”とは、発信者が意図していない見当はずれの方向からのリプライのことであって、ツイートに対する正面からの批判は“クソリプ”とは言わないのですが。はあちゅうさんの発信は炎上の“火種”になることも多く、彼女自身それを自覚して辟易してるからこそこういう発言になったんでしょうが、“課金制”にしてしまったらツイッターの良さは失われてしまうでしょうね」(IT系ライター)

 はあちゅうは過去に、医学的に根拠がないとされる「血液クレンジング」を拡散して炎上したこともあり、その時ははあちゅう自身「こういう指摘がネットで出てくるのは有り難いですね」と、ツイッターなどSNSでのフォロワーからの指摘は有効であると認める発言をしていた。また「これまでにも良かれと思ってつぶやいたことや応援のつもりでSNSに書いたことが火種になったことが何度もあるので、最近はとても慎重になっています」と述べ、炎上には自身の発言に原因があることを認めているフシも見受けられたのだが…。

 フォロワーが増え発信力が増せば相応のメリットも享受できる反面、その分、発言は多くの人に“監視”されることになり責任の度合いとリスクは増す。SNS世界の無秩序ぶりはかねてより問題となっているが、今回はあちゅうが投じた“一石”はあまり受け入れられなかったようだ。

(石見剣)

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