ナポリタン専門店「スパゲッティーのパンチョ」が、毎年恒例となった夏の期間限定メニューを6月16日より販売開始。今年登場したのは、花椒のシビれとカレーのコク、そして麻婆の旨味をかけ合わせた新作、「痺辛スパイシー！麻婆カレースパ」だ（小サイズ＝1190円、大サイズ＝1390円）。
“異色トリオ”が見事に融合
このメニュー、見た目からしてかなり独創的。もちもちの極太スパゲッティの上には、カレーに加えて花椒をきかせた麻婆ソースがたっぷり。さらに、唐揚げ（実は豚肉！）、揚げナス、パクチー、福神漬けがトッピングされており、まさに“夏のパワーフード”感あふれるビジュアルだ。
一口目はやや甘めのコク深いカレー味、続いてひき肉たっぷりの麻婆ソースの辛さがじわじわ押し寄せ、花椒の痺れがあとから追いかけてくる。まさに“痺辛スパイシー”の名にふさわしい味の展開だ。
焦げ目が香ばしい極太麺と“酢豚風”唐揚げに驚き
記者は小麺を食べたが、小サイズでも麺量300gのボリューム（大は500g）。ナポリタン同様、炒めて仕上げるスタイルで、ところどころ焦げ目のある部分が香ばしく、食感にも変化があって楽しい。
意外性ナンバーワンは唐揚げ。見た目は鶏かと思いきや豚肉で、甘酸っぱいタレがかけられており、まるで酢豚風の仕上がり。通常のカレーとは相性が不安に思えるが、麻婆ソースを介することで全体が不思議と一体化し、見事にマッチ。さらに、爽やかなパクチーとジューシーな揚げナスが味わいに深みと清涼感を加え、“中華×エスニック×洋食”のいいとこ取りを実現している。
パンチョらしい攻めの限定メニューは今回も大正解！
毎回ユニークな期間限定メニューで話題を呼ぶ「パンチョ」。今回は麻婆、カレー、スパゲッティという異なるジャンルを見事に融合させ、“奇抜”を“正解”に変えてきた。
「こういうのでいいんだよ」と思わず口にしたくなる完成度。夏のスタミナチャージに、“いつもとちょっと違う一皿”を求める人にぜひおすすめしたい。
（小林洋三）
