牛丼チェーンの吉野家は、3月7日より「牛プルコギ丼」(並盛674円)と「牛プルコギ定食」(767円)を期間限定で販売開始。さっそく食べに行ってみた。
吉野家のプルコギは、旨みのある牛肉に3色ピーマンを加え、にんにくとりんご果汁を加えた特製の甘辛たれで焼き上げた一品で、牛肉のジューシーな味わいと、ピーマンの爽やかな風味が絡み合い、ご飯との相性も抜群だという。丼と定食の2種類があるが、今回は鉄鍋での提供で最後まで熱々で食べられそうな定食の方を注文してみた。
「牛プルコギ定食」は、プルコギとご飯に味噌汁、キムチの小鉢がセットになっている。まずはプルコギを単体でいただいてみると、思っていたよりもかなり甘い。本場の味に近づけたというよりは日本人好みの味付けになっているようで、すき焼きのタレに近い味だ。このタレと牛肉の相性が良いのは言うまでもないが、3色ピーマンの甘みやシャキシャキとした食感のバランスも良く、これはかなりご飯が進む。
本場のプルコギにはコチュジャンが入っていたりするが、吉野家のプルコギには辛さは感じない。しかし、辛さが欲しい人用なのかキムチの小鉢が付いてくるので、それをプルコギと合わせてもよし。しっかりと酸味のあるキムチなので、甘みの強いプルコギの箸休めとして食べてもいいだろう。
ただ、鉄鍋で提供されるので最後まで熱々で食べられるかと思いきや、割と早めに冷めてしまったので保温効果はそんなになさそう。プルコギはご飯をかきこみたくなる味わいだし、早めにご飯に乗せて丼にしてしまう方がいいかもしれない。値段の安い「牛プルコギ丼」の方を注文してもいいがキムチは必須と感じたので、定食を注文する方がお得なのでオススメだ。
(小林洋三)