Xユーザー動転!父親の遺品「ラジコン」が目の飛び出るようなお宝品だった

 1976年に初の電動ラジコンカーとして発売されたタミヤの「ポルシェ934」が、思わぬ高値を付けているとして、SNS上で注目を集めている。

 ことの発端はあるXユーザーの投稿だった。

「これ売れる? 生前に絶対値上がりするからとっとけって言ってたらしい」

 どうやらこのユーザーが亡くなった父親の遺品を整理していたところ、手つかずの古いラジコンキットが出てきたというのだ。Xでその価値について質問したところ、フォロワーから「調べたら14万円って出てきた」「家宝になるやつ。大切に保管しとけ」などといった声が続出。本人は「1万円くらいで売れたらいいな」と考えていたようで、思わぬお宝に驚きを隠せない様子だ。

 実際、ヤフオクでは過去に30万円近くで取引された例もあったといい、中古品を扱うショップでは60万円超の値札がついているケースもあるという。ホビー誌ライターに聞いた。

「ポルシェ934はタミヤが1976年に発売した日本初の電動ラジコンカーで、初年度だけで約10万台の売り上げを記録したという大人気キット。タミヤはこれを契機にラジコンメーカーとしての地位を確立し、歴史的な資料の意味でも欲しいというマニアはいくらでもいます。通常、ラジコンは購入後に組み立てて遊びますので、50年近くも未組立で残っているのは、かなりレアといえるでしょう」

 電動RCは静かにブームが再燃しつつあり、童心に帰って子どもと一緒に操縦を楽しむお父さんも多いとか。またポルシェ934ほどではないが、当時発売された他のモデルもお宝化しているという。

 もしかしたら、あなたの実家の倉庫や押し入れの中にも、組み立てられることのなかった当時のラジコンキットが眠っているかもしれない。一度確認してみてはいかがだろうか。

(ケン高田)

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