Xユーザーの90%が「反対」なのに…マスク氏が「ハッシュタグ廃止」を唱える理由

 Xでハッシュタグが廃止されるかもしれない…。イーロン・マスク氏がハッシュタグについて投稿した内容が大きな話題となっている。

 11月8日、海外のとあるXユーザーが「ハッシュタグはなくすべきだと思う」と投稿したところ、マスク氏が「Yes」と返信したのである。さらに、翌日に別のユーザーが「Xはハッシュタグを廃止すべきか」というアンケートを実施すると、マスク氏は「それ(ハッシュタグ)は過去の遺物だ。キーワードやフレーズで問題なく機能する」と投稿したのだった。

 これらの発言を受けて、海外メディアは「Xはハッシュタグを廃止しようとしている」と一斉に報道した。

 ただ、現時点ではマスク氏がユーザーの投稿に反応しただけで、Xが公式にハッシュタグを廃止するかどうかは不明だ。しかし、これまでもマスク氏の投稿から実際に変更が加えられたケースもあり、「次にマスク氏が改悪するターゲットはハッシュタグに決まった」と考えるユーザーも少なくないようだ。

「日本ではハッシュタグを愛用するユーザーが特に多いと言われているだけに、X上にはハッシュタグ『廃止反対』の声が数多く寄せられています。ハッシュタグは検索に便利なだけでなく、例えばスポーツ観戦の際にリアルタイムで一緒に応援している人たちの声をすぐに拾えたり、大きな災害があった際に多くの情報が収集できるといったメリットもあります。マスク氏は過去の遺物として廃止を示唆していますが、今でも非常に便利な機能だと考えるユーザーは多いのです。Xのライバルと目されていた『Threads』もハッシュタグ機能を付けなかったことから利用者が急減したとも言われています」(フリージャーナリスト)

 ちなみに、マスク氏が反応した「Xはハッシュタグを廃止すべきか」というアンケートの結果は、約90%が「No」と回答しているのだが…。

(小林洋三)

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