処分費もバカにならない…「不要タイヤ」を上手に売り抜く方法

 すっかり子供も大きくなり、一緒に出かける機会もめっきり減った。マイカーの8人乗りミニバンはデカすぎる。維持費も考えて、軽自動車に乗り換えよう。

 そう考える中高年世帯は多い。ただ下取り時、車庫にミニバンのはき替え用スタッドレスタイヤを置き忘れると、これが意外と厄介。口径が違うので、軽自動車にはき替えることはできない。捨てようにも粗大ゴミとして自治体が回収してくれず、専門業者に処分料を払って引き取ってもらうハメになるのだ。

「不要なタイヤは処分せずに売却することも可能」

 と話すのは、中古品売買に詳しいライターの吉岡幸二氏。不用タイヤ売却の決め手は、まだ使用に耐えられるかにかかっている。

「すり減ったタイヤでも、溝が6割ぐらい残っていれば使用はできます。あとは、他の条件がそろえば、より高値になっていきます。一流メーカーのタイヤで製造年月が比較的新しい、さらにスチールが付いていて4本セットとなれば、それなりの価格で売れます。品物によって価格にバラつきがありますが、『ヤフオク』でスチール付4本セットならば2万円前後で売れるはずです」(前出・吉岡氏)

 タイヤは送料もかさむので、専門買取業者を利用する方法もある。問題はすり減ったタイヤの場合だ。

「廃タイヤをプランターに利用する人向けなどに1本500円前後で売れることもあります」(前出・吉岡氏)

 どんなタイヤでも金に換えることは可能なのだ。

マネー