2025年は巳年(みどし・へびどし)で、より正確には「乙巳(きのとみ)」に当たり、60年周期の干支の中で42番目に位置する。「乙」は未だ発展途上の状態を指し、「巳」は植物が最大限まで成長した状態を意味しており、これまでの努力や準備が実を結び始める1年になると言われている。
そこで、より大きな成果を手にするための「開運のコツ」を紹介したい。
巳(蛇)は古くから神の使いとして信仰されており、蛇を御神体としている神社も少なくない。たとえば虻田神社(北海道虻田郡)では、白蛇が稲荷大神の使いとされている。そのため、白蛇が書かれた叶守などのお守りが豊富に揃っている。蛇窪神社(東京都品川区)は、白蛇大神と蛇窪龍神が一緒に祀られている全国的にも珍しい神社。巳が龍(身が立つ)ことから、立身出世のご利益があるとされている。大神神社(奈良県桜井市)は、境内に樹齢400年ともいわれる「巳の神杉(みのかみすぎ)」がそびえ立ち、蛇の好物の卵が参拝者によってお供えされている。こうした神社に参拝することが、開運のきっかけになるかもしれない。
健康習慣も開運の秘訣となる。蛇が脱皮することにちなみ、悪しき生活習慣から抜け出すには最適の1年になりそうだ。不規則な食生活、睡眠・運動不足などを改善すれば、健康状態が好転するかもしれない。発酵食品など、腸の善玉菌を活性化する食品を意識的に摂取し、腸内環境を整えることでデトックスを促すことも効果的だ。
では、肝心の金運はどうか。特に株式市場が気になるところだが、
「相場の格言に『辰巳天井』という言葉があります。これは、辰年と巳年に株価が天井をつけやすいことを意味しています。辰年の2024年は、日経平均株価が4万円超の市場最高値を更新しました。相場格言から見れば、巳年に最高値をさらに更新することも十分期待できます。ただ、干支に関する相場格言に確かな裏付けはありません。上昇することを祈りながら、株価の推移を慎重に分析する必要はあるでしょう」(マネー誌ライター)
まずは開運神社に参拝することから始めてみる!?
(石田英明)